現在インスタグラム(Instagram)でビジネスに挑戦する企業がたくさん増えています。
インスタグラムでのビジネスを成功させるためには、日に日に追加されていく新しい機能をフル活用する必要があります。
そこで今回紹介するのは、質問スタンプ!
質問スタンプを使えば、インスタグラムをマーケティングの場として活用できます。
記事で使用方法からメリット、活用事例をしっかり確認しましょう。
この記事でわかること |
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インスタグラムの質問スタンプとは?
そもそも質問スタンプとは一体なんでしょう。
本記事では、質問スタンプを以下のように定義します。
インスタグラムの質問スタンプとは |
インスタグラムのストーリーズでユーザーに質問を募集し、ユーザーがそれに対して回答できる機能 |
ストーリーズで質問スタンプを添付した場合、閲覧者は回答を入力し、あなたに送信することが可能です。
ストーリーズで簡単に質疑応答が行えてしまうわけなのです。
インスタグラムのストーリーズ機能とは、ホーム画面の一番上に表示される写真や動画を投稿できる機能です。
ストーリーズは24時間で消去されるのが特徴です。
ストーリーズについての詳しい内容は以下の記事をご参照ください!
インスタグラム(Instagram) を使っていて、ストーリーズを写真や動画投稿の次に最もよく利用するという方も多いのではないでしょうか? 24時間で消えるストーリーズには写真や動画を手軽に載せられ、フィードでの投稿よりも気負わず楽しめる[…]
質問スタンプの特徴
質問スタンプの特徴を以下にまとめてみました!
- 文字数に制限がある
- 質問内容は一つ
- 誰が回答したかわかる
- 24時間で消える
質問スタンプを投稿する際、質問内容・回答内容にはそれぞれ文字数に限りがあります。
質問内容は36文字、回答内容は45文字です。
一つのスタンプで一つの質問をすることができ、質問スタンプの投稿者は誰が回答してくれたか確認することができます。
そして、この質問スタンプはストーリーズ機能の一つですので、24時間で消去されてしまいます。
そのため、24時間後も回答を見直したい場合はスクリーンショットを撮ることをおすすめします。
質問スタンプの投稿・確認方法
上記では質問スタンプの意味について説明しました。
ここでは、質問スタンプを実際に投稿する場合・確認する場合の手順について説明します。
質問スタンプの投稿方法
質問スタンプを投稿する手順は以下の通りです。
これらの手順を下記で画像とともに解説していきます。
①ストーリーズ画面を開く
インスタグラムでストーリーズを投稿するためには、あなたのストーリーズ画面を開く必要があります。
インスタグラムを開いたら画面右上に表示されるプラスボタンをタップしてください。(写真左)
その中から、ストーリーズを選択して下さい。(写真右)
これで、ストーリーズの投稿画面を開くことができます!
②背景画面にする写真を撮影または選択
次に、背景に使いたい写真か動画を撮影、または選択します。
撮影する場合は、画面下の撮影ボタンを押します。(写真左)
写真を撮りたい場合はタップ、動画の場合は長押ししてください。
写真または動画を選択したい場合は、画面を下から上にスワイプします。(画面右)
③質問スタンプを選択
次に、質問スタンプを選択します。
ストーリーズ画面右上に、スタンプボタンがあるのでタップしてください。(画面左)
たくさん出てくるスタンプの中から「質問」を選択してください。(画面右)
④質問内容の記入
次に、あなたが聞きたい質問内容を入力します。
36文字と字数制限があるので、注意しましょう。
⑤ストーリーズへ送信
写真赤枠の「ストーリーズ」というボタンをタップすると、ストーリーズへの投稿が完了です!
質問スタンプ回答の確認方法
質問スタンプの回答を確認するための手順について説明します。
受信した回答を確認する手順は以下の通りです。
以下で画像とともに手順を解説していきます!
①質問スタンプのストーリーズ投稿を開く
回答を確認するには、初めに質問スタンプを投稿したストーリーズを開きます。
あなたが投稿したストーリーズを確認するためには、インスタグラムを開いて画面上に出てくるたくさんのストーリー表示のうち、一番左のあなたのアイコンをタップします。(写真左)
すると、右の写真のようにあなたの投稿画面が表示されます。
②画面を下から上にスワイプして回答内容を確認
次に、写真左の矢印のように画面を下から上にスワイプします。
スワイプすると、写真右のように回答内容を確認することができます。
また、回答していなくても、あなたの投稿を閲覧のみした人も下で確認することができます。
質問スタンプの回答への返信方法
上記では、回答の確認手順について解説しました。
ここでは、もらった解答に対して返信する方法を解説します。
もらった回答に対して返信したい場合、以下の2通りがあります。
ストーリーズで回答内容と返信をシェアする
回答を確認した後、あなたのストーリーズで回答内容と返信をシェアすることができます。
ストーリーズで回答をシェアする場合の手順は以下の通りです。
以下で画像とともに手順を解説していきます!
①ストーリーズで回答の確認画面を開く
上記の方法でストーリーズで回答の確認画面を開いてください。
②「返信」ボタンをタップした後「返答をシェア」をタップ
回答内容の下に、「返信」というボタンがあるのでタップしてください。(画面左)
次に、画面下の「返答をシェア」というボタンをタップしてください。(画面右)
③返信の背景画面にする画像または動画を選択
次に、自動的に写真や動画を選択する画面に移行します。
そこから、返信の背景画面にする画像または動画を選択します。
④テキストで返信内容を入力
次に、返信内容を入力してください。こちらに文字数制限はありません。
テキストは、ストーリーズ画面左の「Aa」というボタンをタップすると入力できます。(写真左)
⑤返信をストーリーズで送信
最後に「送信」ボタンを押してストーリーズでの回答シェアは完了です!
DMで返信する
返信を全員にシェアするのではなく、個人に向けて送信したい場合、ダイレクトメッセージ(DM)で返信することが可能です。
DMで返信する際の手順は以下の通りです。
下記で画像とともに手順を解説していきます!
①上記ステップと同様の手順で回答下の「返信」ボタンをタップ
上記ステップと同様の手順でストーリーズで回答の確認画面を開き、「返信」ボタンをタップしてください。
②一番左の「(アカウント名)にメッセージを送る」をタップ
次に、一番左の「(アカウント名)にメッセージを送る」というボタンをタップします。
③返信内容を入力して送信
すると、DMの画面に移行されるので、返信内容を入力してください。
DMで返信すると、そのユーザーにのみ返信内容が送信されます。
インスタグラムのDM機能についての詳しい説明はこちらの記事をご参照ください!
近年様々な機能がアップデートされているインスタグラム(Instagram)ですが、DM(ダイレクトメッセージ)と呼ばれるメッセージ機能をご存知ですか? 機能を知ってはいるけれど、実際に使っている方は少ないのではないでしょうか。 […]
企業が質問スタンプを使う4つのメリット
上記では質問スタンプを使用する際の操作方法について解説しました。
ここでは、企業が質問スタンプを使用することでどのようなメリットを得ることができるのか解説したいと思います!
企業が質問スタンプを使用するメリットは、以下の4点です。
企業が質問スタンプを使うメリット |
メリット1:消費者のニーズを聞き出すことができる
ストーリーズで質問スタンプを活用することで、消費者のニーズを探ることができます。
例えばアパレルブランドなどのデザイン性が求められる企業の場合、一番ニーズのあるカラーや柄を聞くことができます。
自社では「これはいける!」と確信を持っていたことでも、実は一番人気の商品やデザインが想像してたものと違うということがあるかもしれません。
また、ユーザーが困っていることや解決したいことを聞き出せば、ユーザーの不満を解決する商品の施策を練ることができます。
加えて、「こんな商品を追加してほしい!」などのリクエストも聞き出せたら、今まで自社が考えていなかった新たな商品やサービスの施策に取り組むことができますよね。
メリット2:レビューを聞き出すことができる
例えば食品メーカーの場合、食品の味に関する感想を聞くことで、良い反応が多ければそのまま商品を押し出すことができますし、指摘を受ければ今後の商品開発の参考になるはずです。
ネットで口コミを募集したり、メールでアンケートを取ったりしてレビューを獲得することは可能です。
しかし、質問スタンプはワンタップで簡単に回答が送信できるので、インスタグラムのような利用者が圧倒的に多いプラットフォームで他の媒体に比べてより簡単にレビューを獲得することができるのです。
メリット3:ストーリーズの上位表示が狙える
インスタグラムのストーリーズは、左側に表示されている投稿が一番良くみられます。
このストーリーズの順番、新規投稿時間の順番ではないのです。
実は、ストーリーズの順番はユーザーに対するおすすめ度が高い順に表示されているのです。
インスタグラムがおすすめ度の高さを測る基準として、「親和性の高さ」が挙げられます。
ユーザー同士がコミュニケーションを頻繁にとっていると、インスタグラムは親和性が高いと判断し、ストーリーズの上位にお互いを表示するようになります。
そこで、質問スタンプを使用し、ユーザーがあなたの投稿に回答してくれれば、あなたとユーザー同士のやり取りが増えたと判断され、ストーリーズで上位表示されるようになるのです。
あなたの投稿が上位表示されれば、閲覧される確率も大きく増えるので、ユーザーとのコミュニケーションを活発に行いましょう!
インスタグラム(Instagram) を使っていて、ストーリーズを写真や動画投稿の次に最もよく利用するという方も多いのではないでしょうか? 24時間で消えるストーリーズには写真や動画を手軽に載せられ、フィードでの投稿よりも気負わず楽しめる[…]
メリット4:双方向のコミュニケーションが可能
ストーリーズで質問スタンプを使用すると、ユーザーと双方向のコミュニケーションをとることができます。
あなたの憧れている人や、お気に入りのブランドがあなたの回答に返信してくれるチャンスが訪れたら飛びつく人は多いと思います。
企業が質問し、あなたが回答し、また企業が返信してくれる。
公式アカウントとこのようなやりとりができたら信頼性も高く、ファンとしては嬉しいですよね。
自社のファンと信頼を築くためにも、ぜひストーリーズで双方向のコミュニケーションをとってみてください。
最近、企業のインスタグラム(Instagram)運用において、コミュニケーションを取ることが重要視されていることを知っていますか? インスタグラム運用でコミュニケーションが重要視されているにも関わらず、疎かにしている運用担当者は多くい[…]
成功に導く!企業が質問スタンプを使う際の3つポイント
上記では、企業が質問スタンプを使用する場合のメリットについてお話ししました。
ここでは、質問スタンプを使う際に成功に導くためのポイントについて解説していきたいと思います!
企業が質問スタンプを使う際のポイント |
ポイント1:いただいた回答にはなるべく返信する
ユーザーからいただいた回答には、なるべく返信するようにしましょう。
あなたの質問スタンプの投稿を見て回答してくれたユーザーは、返信があることを期待しているはずです。
せっかく回答したのに、返信がなかったら悲しいですよね。
もしあまりにもたくさん回答がきて、全ての回答に返信するのは難しい場合は上の写真のように似たような回答をグループ分けして一気に返してしまうことをおすすめします。
そうすれば、効率よく返信することができるのです。
ポイント2:返信内容に沿った画像を添付する
返信をストーリーズにシェアする場合、背景に写真または動画を添付することができます。
例えば上の写真では、服のサイズに関する質問に対して、実際のサイズ感がわかる写真を添付しています。
返信内容に沿った写真を添付すると、答えが可視化できるのでとてもわかりやすいですよね。
他の質問機能と違って、インスタグラムの質問スタンプは文字だけ返信をするわけではないことが特徴です。
ぜひ画面いっぱいに被写体を写せる機能を最大限に活用してユーザーの満足する返信を作成しましょう!
ポイント3: 簡単に答えられる質問内容にする
質問スタンプでは、回答する側は45文字までと文字数が決まっているので、質問内容はできるだけ簡単に答えられる内容にしましょう。
回答する際に、あまり考える時間が必要のないものにするのがコツです。
お悩み相談などは、ユーザーによっては回答が収まりきらず諦めてしまう可能性もあるので、上の写真のようにユーザーが時間をかけて考えずにパッと答えられる内容にすることをおすすめします。
ユーザーの答えやすさを優先して質問を設定することが大切なのです。
質問スタンプを使ったアカウントの事例
上記では、企業が質問スタンプを使う際のポイントについてご紹介しました。
ここでは、実際に質問スタンプを使用した企業の事例についてお話しします。
ぜひ参考にしてみてください!
質問スタンプを使用した企業の事例 |
事例1:アパレルブランドMの事例
消費者の要望もあり新商品の導入や梱包材の変更を行う
アパレルブランドMは、自社のインスタグラムアカウントで質問スタンプを活用しました。
このブランドは、白黒Tシャツをメインに販売していましたが、質問スタンプの回答で新商品が出ないかという要求を受けた結果、それに応える形でハーフパンツを新たに導入することにしました。
質問スタンプを利用して消費者の「このブランドの新たな商品が欲しい」というニーズを理解し、行動に移したのです。
また、このブランドはサスティナブルをテーマに活動しています。
しかし、質問箱で、「サスティナブルを意識したブランドのはずなのに梱包袋がプラスチックでガッカリした」という意見をいただきました。
その意見について十分に考え、梱包袋の素材を変更したそうです。
さらに、質問スタンプにてコンビニ支払いの追加を求める消費者が多いということがわかったため、支払い方法の一つとしてコンビニ支払いを追加しました。
このように、質問スタンプでユーザーのニーズを把握して実践に移しているのです。
事例2:アパレルブランドEの事例
質問スタンプの使用で閲覧数が約2倍に
アパレルブランドEは、店頭で「2 BUY 10 % OFF」のキャンペーンを行なっており、その宣伝をストーリーズに投稿しました。
何もスタンプを付けなかった場合、閲覧数は3146でした。
次に、「ブランドへのご要望は?」という質問スタンプを添付してストーリーズを投稿したところ、閲覧数は6456と2倍以上に伸びました。
このことから、コミュニケーションを目的とした投稿は閲覧数が伸びるということがわかります。
さらに、質問スタンプを添付したストーリーズの後に、もう一度「2 BUY 10 %OFF」の宣伝投稿をしました。
すると、質問スタンプの閲覧数が多かった余波で、閲覧数が5292でした。
最初の宣伝投稿は閲覧数が3146であったのに対し、質問スタンプを間に投稿することでストーリーズの閲覧数が大幅に増えたことがわかります。
これは、ユーザーとのコミュニケーションが増えたとインスタグラムに認知され、ユーザーのストーリーズ投稿の上位に自社のアカウントが載ったからです。
このように、コミュニケーションを目的とした投稿を行うことで閲覧者を増やすことがでなく、届けたい人に向けて情報を拡散させるチャンスが増えるのです!
事例3:食品メーカーの事例
回答しやすい質問を投げかけることで回答数が増加
ある食品メーカーは、質問のハードルを下げることを試みました。
ある投稿では、質問スタンプで「料理に関する悩み」を募集しました。
しかし、この質問は考えなければ答えられないものであるため、回答数が少なかったといいます。
反対に、みんなが「今日の夜ご飯は何?」など考える必要のない簡単な質問に対しては、回答数が多かったのです。
このことから、ユーザー目線で質問を考えるようにしました。
また、「今日の夜ご飯は何?」という質問から、このメーカーを見ているユーザーは比較的簡単な料理を求めているということがわかりました。
そこで、このメーカーは調味料を強みとしていますが、普段のフィード投稿でも誰もが作れる簡単な家庭料理と自社の調味料を組み合わせたレシピをメインに投稿する形にしました。
質問スタンプのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インスタグラムの質問スタンプについて、使用方法からメリット、ポイントと事例まで活用してきました。
以下に今回の記事のポイントをまとめてみます!
- 質問スタンプを使用すれば消費者のニーズを探ることができる
- 質問スタンプを活用して自社アカウントの閲覧者を増やすことができる
- いただいた回答にはなるべく応えるようにする
- ユーザー目線で質問を考える
インスタグラム運用にチャレンジする企業の方は、ぜひこの記事を参考に質問スタンプを活用して効果的なインスタグラムビジネスを行なってください!