インスタグラム(Instagram)のアカウントが凍結してしまってお困りですか?
特に悪いことをしたつもりがないのに運用ができなくなってしまうと不安や焦りが大きくなると思います。
実はインスタグラムには独自のルールが設定されており、それを破ってしまうとペナルティを受けるのです。
凍結中はアカウント運用を進めることが一切できないため、一刻も早く凍結解除させたいですよね。
本記事では、インスタグラムの凍結の基礎と原因、その対処法を実際の事例も用いてわかりやすく解説します!
この記事で分かること |
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インスタグラムの凍結とは?
インスタグラムでは違反したアカウントに対し凍結というペナルティを課すことがあります。
凍結とは事実上のアカウント停止のことで、凍結すると以下のような現象が起こります。
- 自分のインスタグラムにログインできなくなる
- 自分のインスタアカウントが利用できなくなる
- フォロー・投稿・DMなどの機能を使えなくなる
このような状態になると、インスタグラム運用は中断せざるを得なくなるため、凍結は避けることが望ましいです。
では、凍結はどのように知らされるのでしょうか。
上記のような画面になっていたら凍結していると言えます。
すぐに対処しましょう。
凍結に関してインスタグラム公式は以下を発表しています。
Instagramでは、すべての人に快適にご利用いただける環境を提供したいと考えています。
そのため、スパムや偽アカウント、Instagramのコミュニティガイドラインに従っていない利用者や投稿はInstagramから削除される場合があります。
– Instagramヘルプセンター –より引用
さらに悪質であると判断された場合はアカウントの強制削除(BAN)されてしまいます。
強制削除されてしまうと解除や復活ができなくなるため、強制削除は最終措置と言えるのです。
インスタグラムのアカウントが凍結される原因5つと対策
まず、インスタグラムから凍結に至った原因を教えられることはありません。
その上で、原因と考えられるものを無くしていくのが大切なのです。
あなたは、インスタグラムを個人で使用しているときに何十人も連続でフォローしたり何十件もの投稿にいいねを送ったりしませんよね?
世の中のにあるインスタグラムアカウントではそのような動きが稀にあるのです。
ただし、そのような動きは基本的にロボットや効率化ツールの使用のような規約違反である場合がほとんどです。
そのため、インスタグラムは不審な動きをアカウント凍結の根本的な判断材料としているのです。
インスタグラムを楽しんで使っているユーザーが絶対にしない動きは、ロボットや効率化ツールを使用していると思われてしまい凍結の対象となるということです。
凍結対象となる不審な動きを細分化する5つに分けることができます。
凍結の原因5つと対策 |
原因1:過剰なアクション
過剰なアクションにおけるアクションとはフォロー、いいね、DM、ログインのような行動を大量に行うことです。
- いいね、DM、フォローを過剰に行う→ロボット、効率化ツールを使用していると思われる
- 多くの端末で同一のアカウントにログインする→乗っ取られていると思われる
つまり、インスタグラムを楽しんで使っているユーザーが絶対にしない動きを行うということになります。
インスタグラム公式では以下のように発表されています。
有意義で誠実なやり取りを大切にしてください。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。
-Instagramコミュニティガイドライン-より引用
対策 |
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原因2:複数の違反報告を受ける
ユーザーは、投稿やアカウント自体に対して違反報告(通報)することができます。
投稿したコンテンツに複数のコミュニティガイド違反報告を受けると、悪質なアカウントであると判断されてしまいます。
違反報告が1件だけでは凍結になることはありませんが、複数受けた場合に凍結になることがあります。
この場合の対策は、違反報告するユーザーのさじ加減であるためかなり難しいですが、基本的には規約に則ったアカウント運用をしましょう。
対策 |
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否定的な意見に対して正面から向き合わずにリプライの削除などをしてしまうと、アンチが増えてしまいます。
しかし、全てに対応しているとブランドイメージが崩れる恐れもあるので、対応・スルー・削除のボーダーラインを定めましょう。
原因3:商標・著作権侵害
インスタグラムは画像や動画といったコンテンツをメインとしたSNSです。
画像や動画といったコンテンツを扱う際、知らない間に商標・著作権を侵害している場合があります。
インスタグラム公式も商標・著作権に関して以下のように発表しています。
写真や動画は、自分で撮ったものか、共有する権利を得ているもののみをシェアしてください。
Instagramに投稿されたコンテンツは、投稿者の所有物です。偽りのないコンテンツを投稿することを心がけ、インターネットからコピーまたは入手した、あなた自身が投稿する権利を持っていないものは投稿しないでください。
-Instagramコミュニティガイドライン-より引用
対策 |
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リポストに関して詳しく知りたい方はこちらの記事で書いているので、ぜひこちらもご覧になってください!
SNSの中でも写真や動画に特化した発信手法をとるインスタグラム(Instagram)。 近年はインスタグラムを用いてサービスやプロダクトをPRする手法がメジャーになっています。 インスタグラムを用いて、 「アカウントの[…]
原因4:インスタグラムの規約改定、アルゴリズム変動
インスタグラムの規約やアルゴリズムは不定期で変わっていきます。
これはアップデートの意味合いで行われており、インスタグラムのミッションである「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」に基づいています。
変更は不定期ではあるものの、行われる前にはインスタグラム公式でどのような内容の変更があるかが発表されます。
問題となるのは、規約改定やアルゴリズム変動後に今までと同じ運用をしていても凍結されるケースがあるということです。
その場合、現在の段階からグレーなアカウント運用になっているケースが多くあります。
規約改定やアルゴリズム変動はあくまできっかけに過ぎず、もともと凍結寸前であったことが問題であるのです。
対策 |
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原因5:その他利用規約違反
これまでに挙げた原因に当てはまらないのに、凍結することもあるかもしれません。
それがその他の利用規約違反です。
利用規約違反による凍結は少なからずあるため、気をつけましょう。
- 他人へのなりすましや不正確な情報の提供は禁止されています。
- 不正な方法を用いて、アカウントの作成、情報へのアクセス、または情報の取得を試みることは禁止されています。
-Instagram利用規約-より引用
実際にどのようなものが違反になるのかはコミュニティガイドラインに掲載されています。
- 複数アカウントでの同じ投稿
- わいせつ表現・暴力的な表現・差別的な表現
- アダルト系の表現・放送禁止用語などのハッシュタグ
- 詐欺的な行為・違法または不正な目的での行為
- スパム報告やブロックされた回数が多いこと
- 他人へのなりすまし行為・不正確な情報の提供
-Instagramコミュニティガイドライン-より引用
対策 |
インスタグラムの利用規約、コミュニティガイドラインの把握 |
アカウントが凍結されてしまった時の対処法
実際に凍結されてしまったら、どのような対処法を取ればいいのでしょうか。
凍結が発覚したときに慌ててしまうとは思いますが、落ち着いて以下の流れを行ってください。
凍結されてしまった時の対処法 |
ステップ1:14日以内に異議申し立てを行う
異議申し立てはビジネスアカウントと一般アカウントで異なります。
このアカウントはビジネスや製品、またはサービスに関するものですか?
と出るので、「はい」か「いいえ」を選択してください。
ビジネスアカウントの異議申し立てには「異議申し立ての送信」と「事業内容を証明する公的な文書の写し」が必要となります。
一般アカウントは「異議申し立ての送信」のみ必要で「事業内容を証明する公的な文書の写し」は不要です。
異議申し立ての送信画面は以下のようになっています。
ビジネスアカウントの場合
4つの項目と事業内容を証明する公的な文書の写しのファイルを埋めて送信しましょう。
一般アカウントの場合
4つの項目を埋めて送信しましょう。
これらの異議申し立ては14日以内に行う必要があります。
異議申し立てをしないまま14日経過すると凍結しているアカウントは削除されてしまうのです。
凍結したらまずは異議申し立てを行うようにしましょう!
ステップ2:情報を載せた写真を送る
- 白い紙に情報を書き込む
・インスタグラムのユーザー名・名前・認証コード - 自分の顔全体、白い紙、紙を持っている手が映るように撮影
- メールに添付し送信
上記のような流れで写真を送信してください。
このステップはユーザーがロボットではないか、本人であるかの証明のために必要になります。
不備があると凍結解除されにくくなってしまうので気をつけましょう。
ステップ3:凍結解除
手続きを行ってから早くて数時間、遅いと2週間程度かかって凍結解除されます。
大型連休中などはインスタグラム側の対応が遅れることが多いので気長に待ちましょう。
いつまで経っても凍結が解除されない場合は、この先で紹介する対処法を試してみてください。
アカウントの凍結が解除されない時の対処法
「異議申し立てをしたものの凍結が解除されない!」なんてことがあるかもしれません。
そんな時の対処法を3つ紹介します。
凍結が解除されない時の対処法3つ |
迷惑メールフォルダを確認する
「いつまで経ってもメールが届かない!」
そんな時は、迷惑メールフォルダに入っていないか確認してください。
意外と見落としがちなので、大丈夫だと思い込まずに見てみましょう。
迷惑メールフォルダに入っていたら、そこから凍結解除を再開してください。
メールを送るタイミングを変える
インスタグラムの担当者がまだあなたのメールを見ていないのかもしれません。
そんな時はメールを送るタイミングを変えて、再送信してみましょう。
特に大型連休中の場合、インスタグラム側の対応が遅れる傾向にあります。
また、インスタグラムの運営も中身は人なので見落としがあるかもしれません。
再び連絡する際は「凍結されてしまって困っている」という内容も入れてみると効果的です。
新しいアカウントを作成
これは凍結が解除されない場合の最終手段です。
様々な対処をしたにも関わらず解除されないということは、何らかの違反がありそれが改善されていないということになります。
その違反がはっきりせず改善方法が見当たらない時は、諦めて新しいアカウントを作成してしまいましょう。
ただし、今までのアカウントの投稿やフォロワーは戻ってこないので、よく考えてから行いましょう。
新しいアカウントの作成以降は、再び凍結しないように細心の注意を払ってインスタグラム運用をしてくださいね。
新しいアカウント作成について詳しく知りたい方はこちらの記事で書いているので、ぜひこちらもご覧になってください!
SNSの中でも特にモノ・サービスの購買力が高い「インスタグラム(Instagram)」。 購買力が高い背景として、 投稿形式が「写真や動画」に特化している点 フォロワーとの接点づくりを様々な投稿形式を通して実現できる点[…]
参考になる実際のアカウント凍結事例
ここからは実際に凍結したアカウントの事例を紹介します。
同じようなケースでしたら、参考にしてみるのも良いかもしれません。
事例1:A社の事例
- 突然、凍結していることが判明
- すぐに異議申し立てを行った
- 複数の端末からも異議申し立てを行った
- 1週間後アカウントを見ると凍結は解除されていた
このアカウントの凍結事例の場合、
PCでインスタグラムを見ているときに多くの人のアカウントを大量のタブを使い閲覧した
ことが原因と考えられました。
また、複数端末からの異議申し立ては焦りと不安からしてしまったそうですが、結果的に凍結解除されたので良い方向に働いたのかもしれません。
事例2:ブランドSの事例
- 突然、凍結していることが判明
- すぐに異議申し立てを行った
- 原因の調査
- 凍結から12日後に解除された
このアカウントの凍結事例の場合、
- 一度に5人(5端末)以上でログインしていた
- PCでインスタグラムを見ているときに多くの人のアカウントを大量のタブを使い閲覧した
ことが原因と考えられました。
担当者がすぐに原因の調査を行ったことで、ある程度はっきりとした原因の予想を立てることができています。
原因の予想ができれば、凍結解除後に注意すべきところが定まるので凍結後はすぐに原因の調査をしましょう。
事例3:ブランドRの事例
- 突然、凍結していることが判明
- すぐに異議申し立てを行った
- 複数の端末からも異議申し立てを行った
- 凍結解除されずインスタグラムから返信がこない
- 新しいアカウント作成
- 前アカウントと同じ投稿を一気に行った
- 新アカウントも凍結
- さらに新しいアカウントを作成
- 凍結した2アカウントに関してmeta社に問い合わせを検討
このアカウントの凍結事例の場合、
- 一度に10人(10端末)以上でログインしていた
- 毎日投稿していた
- 新アカウントは1日に数十件投稿した
ことが原因と考えられました。
このように異議申し立てをしても凍結が解除されないケースもあります。
新しいアカウントを作ることも一つの手ではありますが、運用方法には気をつけましょう。
インスタグラムの凍結に関するQ&A
記事を読み進めてきて、新しい疑問が出た方もいると思います。
ここからは凍結に関する疑問に対して、わかりやすく答えていきます!
Q1.凍結したアカウントから新しいアカウントへデータは引き継ぎは可能?
- 答えを知りたい方はコチラ
- A.不可能です。新しいアカウントはフォロワーや投稿がゼロの状態から始めることになってしまいます。
Q2.凍結しそうなアカウントの前兆はある?
- 答えを知りたい方はコチラ
- A.前兆と言われるようなものはありませんが、凍結よりも軽い一時的なブロックがあります。
以下のような画面が出たら、一時的なブロックになっています。
Q3.凍結したアカウントは外部からどう見える?
- 答えを知りたい方はコチラ
- A.以下のように見えます。
投稿、フォロー、フォロワー全て見ることができません。
インスタグラムの凍結まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事ではインスタグラムにおける凍結の基礎と対処法、実際の参考事例を紹介してきました。
アカウントが凍結してしまった際は焦らずに適切な対処をすることが大切です。
以下にポイントをまとめました。
- アカウント凍結の原因は確実にはわからない
- 凍結解除するには14日以内の異議申し立てが必要
- 最終手段は新しいアカウントを作ろう
インスタグラムの利用規約、コミュニティガイドラインを守って安心安全なインスタグラム運用をしていきましょう!