Instagram(インスタグラム)は企業のファン獲得のために多くの企業が活用します。
しかし、
- 「インスタグラムで商品を販売しているが、なかなか売上に繋がらない」
- 「アクティブユーザーを獲得するのがなかなか難しい」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、アプリ内の「まとめ」機能を活用してみましょう。
本記事では「まとめ」機能の種類から作成手順の解説、「まとめ」機能を上手に活用した事例を紹介します。
企業の認知拡大に効果的なSNSツールとして、今特に注目されているインスタグラム(Instagram)。 ひと昔前までは、写真や動画を投稿するのが一般的な使い方でした。 しかし、最近は年々新しい投稿の種類が増え、一般ユーザーのみな[…]
インスタグラムの「まとめ」機能とは?
- フィード投稿/IGTV/リールを一つのページにまとめ、プロフィール上で紹介できる機能
- まとめ機能は自身の投稿だけでなく、他のユーザーの投稿をページ内に追加することが可能
そのため、誰でも簡単にキュレーションを行うことができます。
※キュレーション:収集した情報を分類して新しい価値を持たせること
まとめ機能とガイド機能の違いって?
結論
どちらも同じ機能のことを指します。
インスタグラム社が2020年11月に「Guide(ガイド)」と呼ばれる新機能を全ユーザー向けに発表しました。
日本では「Guide(ガイド)」のことを過去の投稿を分類して個々でまとめられる機能として認識が広まったため、「まとめ」機能として浸透しています。
インスタグラム まとめ機能全3種類の投稿方法
まとめ機能と言っても、ただ「投稿をまとめる」機能だけが備わっているわけではありません。
まとめたい投稿内容によって、最適なまとめ方が用意されています。
これから図解を用いて、まとめ機能全3種類の投稿方法を紹介します。
- スポットまとめ
- 商品まとめ
- 投稿まとめ
上記の全3種類のまとめ機能を活用すると、
- 観光地や飲食店での集客率UP
- ECサイトの売上向上
- アカウントを訪問するユーザーの増加
に繋がりやすくなります。来客や購買までの導線をインスタグラムひとつで作れるのは嬉しいですよね。
3種類のまとめ機能から目的に合ったまとめ方を見つけてみてください。
スポットまとめ
インスタグラムの位置情報からピックアップしたい投稿を掲載できるまとめ方法です。
ここで使用できる投稿は、赤い四角で囲われた部分に場所タグが掲載された投稿になります。
こんな方にオススメ!
- 観光スポットを紹介したい
- 実店舗の宣伝がしたい
- いいねが多かったスポット投稿をまとめたい
商品まとめ
※写真はイメージです。
インスタグラム内にあるショッピング機能を利用して「商品カタログ」が作れる方法です。
まとめ内には商品タグが掲載され、ECサイトに飛べる仕様になっています。
※ショッピング機能はインスタグラム側からの審査を通過しないと開設できません。
こんな方にオススメ!
- 季節ごとのオススメアイテムを紹介したい
- セール対象商品をまとめて宣伝したい
- 新商品に関する情報をまとめたい
投稿まとめ
自他問わずフィード投稿をまとめられる方法です。
投稿まとめが最も汎用性が高く、様々なまとめ方ができます。
こんな方にオススメ!
商品販売の場合
- 身長別で商品紹介
- スタッフのアカウントまとめ
- 特定商品のユーザーレビューまとめ
飲食店の場合
- お店の看板メニュー紹介
- お客さんの口コミまとめ
キュレーションアカウントの場合
- 月ごとのいいね数/保存数が多かった投稿まとめ
- シーン別・カテゴリー別の投稿まとめ
投稿頻度が多いアカウントの場合は、まとめ機能を用いて過去の投稿を整理してみることをオススメします。まとめ投稿をきっかけに過去の投稿も見てもらえる機会が増えるかもしれません。
インスタグラムのまとめ機能の使い方
3種類の投稿方法を写真付きで解説します。
投稿方法はほぼ同じため、各種類投稿時ポイントを説明します。
【スポットまとめ】制作手順
制作手順は5つです。
- +アイコンから「まとめ」を選択・「場所」をタップ
- 投稿をタップし、紹介したいスポットの写真を選択
- 投稿内容の編集をする
- 「フィードにもシェア」をオンにする
- シェア完了
①+アイコンから「まとめ」を選択・「場所」をタップ
十字ボタンをタップ後、「まとめ」→「場所」をタップします。
②投稿をタップし、紹介したいスポットの写真を選択
「投稿」から紹介したいスポットの写真を選択します。
「投稿」:自身のフィード投稿が表示
「検索」:現在位置周辺の位置情報が表示
「保存済み」:保存した投稿が表示
画像を選択したら「次へ」をタップ。
③投稿内容の編集をする
編集画面でできることは4つです。
①タイトル追加
投稿内容がひと目で分かるようにつけましょう。
②まとめ内容の詳細を追加
ハッシュタグ(#〇〇〇〇)やメンション(@〇〇〇〇)を記載することもできます。
③場所のオススメポイントを追加
④場所を追加
紹介したいスポットが複数ある場合は、「場所を追加」から増やすことができます。
編集が終わったら「次へ」をタップ
④「フィードにもシェア」をオンにする
投稿が完了するとプロフィール画面にまとめ欄が追加され、投稿が表示されます。
⑤シェア完了
【商品まとめ】制作手順
制作手順は5つです。
- +アイコンから「まとめ」を選択・「商品」をタップ
- 投稿をタップし、紹介したいスポットの写真を選択
- 投稿内容の編集をする
- 「フィードにもシェア」をオンにする
- シェア完了
①+アイコンから「まとめ」を選択・「商品」をタップ
②検索欄でアカウントをタップし、紹介したい商品を選択
※写真はイメージです。
「検索」から紹介したい商品を売っているアカウントを選択。
商品ページで商品を選択。
③まとめに使用する画像選択
※写真はイメージです。
まとめ内で使用される商品画像を選択します。
「商品」:商品単体の画像が表示
「投稿」:自身のフィード投稿が表示
「ショップから」:インスタグラムのショッピング機能で登録した画像が全て表示
画像を選択したら「次へ」をタップ。
④投稿内容の編集をする
※写真はイメージです。
編集画面でできることは4つです。
①タイトル追加
投稿内容がひと目で分かるようにつけましょう。
②まとめ内容の詳細を追加
ハッシュタグ(#〇〇〇〇)やメンション(@〇〇〇〇)を記載することもできます。
③商品のオススメポイントを追加
④商品を追加
紹介したい商品が複数ある場合は、「商品を追加」から増やすことができます。
編集が終わったら「次へ」をタップ
④「フィードにもシェア」をオンにする
※写真はイメージです。
投稿が完了するとプロフィール画面にまとめ欄が追加され、投稿が表示されます。
⑤シェア完了
※写真はイメージです。
【投稿まとめ】制作手順
「投稿まとめ」の制作手順は「スポットまとめ」や「商品まとめ」と比べて簡単です。
赤枠をつけた部分のように、まとめたい投稿全てにタイトルをつける作業が必須になります。
全てタイトルをつけるとシェアの画面に進めます。
インスタ まとめ機能を活用したアカウント事例
商品やサービスの特性に合わせてまとめ機能を上手に活用する企業アカウントを3つ紹介します。
事例1|Hanako編集部(スポット投稿)
知的ライフスタイルマガジン『Hanako』を発刊するHanako編集部は、SNS運用を積極的に行なっています。
12.9万人のフォロワーを持つインスタグラムでは、まとめ機能を用いて「スポット提案」を多く行っています。
スポット紹介をする場合は、「目的地までの移動時間」「メニューや料金」など写真を参考に上記のポイントが記載されているとより親切ですね。
「まとめ投稿の活用ガイド」を投稿の最後に載せるとユーザーがまとめ機能をより活用してくれるようになり親切ですね!
事例2|poet(商品まとめ)
20代から楽しめる大人カジュアルな服を取り揃えるブランドセレクトショップ『poet』はインスタグラムを上手に活用している企業の一つです。
10万人のフォロワーを持つアカウントでは、まとめ機能を用いて「商品紹介」をしています。
- カテゴリー別に紹介
- カラーバリエーションが分かる写真を掲載
- 商品のポイントを文章でまとめる
ショッピング機能を使用する場合は、写真を参考に上記のように工夫すると、まとめ内の投稿数が多くても分かりやすくまとまります。
事例3|BOUL’ANGE(投稿まとめ)
”暮らしを彩るブーランジェリー(パン屋さん)”をコンセプトに焼き菓子やパンを販売する『BOUL’ANGE(ブール アンジュ』は、まとめ機能を雑誌のように活用しています。
ユーザーの購買率が上がるようなまとめにするには写真の他にも、
- 商品を買いたくなるようなシーンの提案
- ECサイトまでのスムーズな誘導
が鍵になるようです。
インスタにまとめ機能が表示されない時の対処法
投稿種類にまとめ機能の項目が表示されない
- 解決方法はコチラ!
-
主に2点挙げられます。
- スマートフォンのソフトウェアアップデートが「最新」か確認する
- インスタグラムアプリのアップデートが「最新」か確認する
※①②が完了しているにもかかわらず、まとめ機能が追加されていない場合はまだ実装の対象ユーザーになっていない可能性があります。
実装の範囲が拡大するまで待ってみましょう。
PCから投稿ができない
- 回答はコチラ!
- PCからの投稿は通常のフィード投稿しか対応していません。お手持ちのスマートフォンで投稿してください。
複数キーワード検索が日本語利用可能に!まとめ投稿は反映される?
現在インスタグラムでは「#(ハッシュタグ)検索」の他に「複数キーワード検索」ができます。
GoogleやSafariの検索エンジンで検索するように、キーワードを羅列して検索できる機能です。
2022年1月時点で複数キーワード検索機能は日本語検索に対応し、日本語で複数のキーワードからコンテンツ検索ができるようになりました。
検索結果にまとめ投稿も表示される可能性大!
現在「複数キーワード検索」の検索結果にはフィード投稿やIGTVが表示されます。
今後は検索窓に特定のキーワードに関連した投稿も表示されるようになるため、ショッピングやまとめ投稿も同じ検索結果画面に表示される可能性が高いと予想されます。
Instagram Searchのアップデート
英語圏で複数キーワードでコンテンツ検索できるように
たぶんまとめ機能とかも引っ掛かるのかな pic.twitter.com/k2FC1j1cHi
— アサヤマ タカシ (@taasayan) November 18, 2020
「まとめ」機能でユーザーを増やそう!
本記事では3種類の「まとめ」方を紹介しました。
- スポットまとめを活用すると、新たなコンテンツづくりが可能
- 商品まとめを活用すると、ユーザーの購買をよりシームレスに行うことが可能
- 投稿まとめを活用すると、過去の投稿を整理することができ、ユーザーが知りたい情報をより短時間で凝縮して伝えることが可能
以上のことから「まとめ」機能を積極的に活用して、現ユーザーや新規ユーザーを獲得を目指しましょう!