インスタグラム(Instagram)に投稿された写真や動画につける場所の表示を「位置情報」と言います。
この位置情報をつけている投稿もあれば、つけていない投稿もありますよね。
実はこの位置情報は便利なだけでなく、ブランドの認知拡大や集客にも繋がる重要な機能です。
もし投稿に自店の位置情報を表示させていない場合かなり勿体無いです!
本記事では画像付きで、手順とどんなメリットがあるのかを説明していきます。
自店が表示されるように位置情報の登録・既存の投稿に追加をしていきましょう!
この記事で分かること |
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今更聞けない!インスタグラムの位置情報って?
インスタグラム上で位置情報は自分の投稿に関連した「場所」を伝えるために使われています。
これからインスタグラム上の位置情報の表示箇所や、位置情報でできる機能を解説していきます。
位置情報の表示される場所
インスタグラムの位置情報は、投稿の際にユーザーネームの下に表示されます。(上記赤枠)
投稿する際に「ここに訪れたよ」とインスタグラム上に登録されているショップ名・観光名所・地名などの位置情報を追加できます。
しかし、すべての場所がスポットとして登録されているわけではありません。
自店の位置情報の登録方法は、後ほど位置情報を登録する方法とともに画像付きで解説していきますね。
知れば納得。位置情報の便利な2つの機能
上記ではインスタグラムの位置情報について解説してきました。
ここからは位置情報の便利な2つの機能について下記にてご紹介していきます。
1:同じ位置情報をつけて投稿した動画や写真が表示される
地図マーク(上記赤枠)をタップして、検索画面で調べたい場所を入力してスポット(場所)をタップすると、同じ位置情報で投稿した他の人たちの動画や写真を見ることができます。
上記の画像のように「大井ふ頭中央海浜公園」で検索してみると、同じ位置情報で投稿されたものが1000件以上あることが分かります。
例えば、
- 「レストランのホームページに掲載された写真だけではなく実際の料理はどうなんだろう?」
- 「〇〇公園の桜は咲いているかな?」
と気になった時に、レストランや公園の公式インスタグラムアカウントがない場合でもハッシュタグのように位置情報を使って検索できるのです。
2:地図から周辺のスポットを検索できる
- 「今週ここの公園に行くけど、どこへご飯を食べに行こうか?」
という時には、「大井ふ頭中央海浜公園」と検索した後、その上に表示される「このエリアを検索」をタップします。
上記のように写真から、検索した「大井ふ頭中央海浜公園」の近くのスポットを「カフェ」「レストラン」「観光名所」といったジャンル別に表示させることができるのです。
Google mapで検索した際は拡大しても文字ばかりですが、このように写真や動画があると「ここに行きたい!」が見つかりませんか?
位置情報は便利なだけでなく、ユーザーの行動を生み出す鍵になります!
インスタグラムに位置情報を入れる4つのメリット
位置情報を入力して投稿に付けることは手間ですよね。
しかしそんな企業のSNS担当者さんにぜひ聞いてもらいたい4つのメリットをご紹介していきます。
位置情報を入れる4つのメリット |
メリット1:いいねが増える
前述の通り、インスタグラムではハッシュタグ検索・アカウント名検索、・タグ付け投稿の他に位置情報を利用したスポット検索が可能です。
今回は「Flower Noritake」と検索してみます。
このように同じ場所で写真を撮った他のユーザーの投稿が見られます。
また、投稿した写真に付けられた位置情報をタップしても、同じ位置情報をつけたユーザーの投稿が表示されます。
インスタグラムは機械学習によりユーザーの「好き」や「関心」を自然に提案していきます。
それにより、今回の「Flower Noritake」の投稿は自然が好きな人や花屋を探している人の発見欄に載る確率は高いと言えます。
しかしユーザーが遠方であったり、好きな系統とは違った花屋だった場合意味がなくなってしまいます。
位置情報を設定することで、ピンポイントで関心を持っている層に投稿を届けられることが大きなメリットなのです。
そしてそれは、いいね・コメント・保存などのエンゲージメントの増加にも繋がります。
メリット2:ブランドの認知拡大・宣伝につながる
本来であればハッシュタグやタグ付けから自社のアカウントに誘導しますが、位置情報を追加すると「スポット検索」により、投稿した写真への流入経路が増えることがポイントです。
また自社からの情報発信だけでなく、訪れてくれた人からも同じ位置情報を付けて情報発信(口コミ)がされます。
例えばレストランの広告で「来てください!美味しいですよ」と呼びかけられるより、信頼のある友人や知り合いが「ここに行って、美味しかったよ」という投稿の方が強く惹かれませんか?
特に店舗や商業施設などの場合は、口コミに位置情報が設定されていることで、今後の集客の入り口にもなるでしょう。
消費者が作る口コミ(UGC)の効果については以下の記事をご覧下さい。
最近では、多くの企業がインスタグラム(Instagram)でビジネスを始めていますが、実際にその宣伝効果を感じていますか? 思うような効果が出ずインスタグラムの運用の仕方に悩んでる方、これから企業のブランド認知拡大や、ECサイトの売り[…]
メリット3:実際の行動に直結しやすい
スポット検索をした後、「…」(上記赤枠)をタップしてメニューを開くと地図アプリに飛ぶことができます。
興味を持ったユーザーが次に気になることはどこにあるか(場所)の情報です。
訪れたいと思ったユーザーが別途地図アプリで場所を調べなくとも、位置情報からマップを確認できるのです。
ユーザーのアクションを単純化させられるので、実際の行動に繋がることが期待できるでしょう。
メリット4:位置情報を使ったキャンペーン企画
位置情報を登録してイベントやキャンペーンの企画をしてみましょう。
例えばインスタグラムで指定したお店の位置情報を投稿した人には「プレゼントがもらえる!」といったキャンペーンを行います。
プレゼントなどの費用はかかってしまいますが、ユーザーとコミュニケーションを取ったり、位置情報が記載された投稿がそれぞれのユーザーのフォロワーの間に流れることで短期的に拡散・認知拡大が可能です。
インスタグラムで位置情報を登録する方法
インスタグラムの投稿に位置情報をつけるには、iPhoneやAndroid自体の位置情報サービスをオンにしなければいけません。
また、インスタグラム上には全ての位置情報が登録されているわけではありません!
インスタグラムから作成はできないためFacebookアプリを利用する必要があるのです。
以下の手順で登録をしていきましょう。
今回はiPhoneでの設定方法をご紹介しています。
位置情報を登録する方法 |
「東京タワー」など具体的な観光名所・公共施設・地名などの場所の多くがインスタグラム上に登録されています。
既に登録されているスポットを投稿に付ける場合は、
携帯の位置情報をオンにした後、位置情報をつける方法を参考にして操作して下さいね。
携帯の位置情報をオンにする
①「設定」からプライバシーを開く
「設定」からプライバシーを開きます。
②「位置情報サービス」を開く
プライバシーの中の「位置情報サービス」をタップしましょう。
③位置情報サービスをオンにする
項目のなかに「位置情報サービス」があるのを確認し、オンになっていなければタップします。
スライダーを右にすれば位置情報サービスがオンになります。
位置情報を登録する方法
インスタグラムに位置情報が登録されていない場合は、Facebookからスポットを追加して登録します。
Facebookから位置情報を追加する手順は次のとおりです。
①投稿画面から「チェックイン」をタップ
Facebookの投稿画面を開きます。
「チェックイン」を選択し、インスタグラムの場所の登録設定に進みます。
位置情報サービスがオフになっている場合「位置情報サービスをオンにする」をタップしましょう。
②「新しいスポットを追加」をタップ
スポットの候補が並んだ1番下に「新しいスポットを追加」と表示されますので、そこをタップします。
検索窓に新たなスポット名を入力します。
③「スポット」を登録
場所のカテゴリーを選ぶか、検索して好きなカテゴリーを探します。その後、位置情報を入力します。
必要に応じて番地や郵便番号を登録します。
④「カスタムスポットを保存」をタップ
「カスタムスポットを保存」をタップして完了です。
Facebookの「カスタムスポット」を作成して保存した後、数日待たないとインスタグラムに反映されないことがあります。キャンペーンなどを行う際は余裕をもって位置情報を追加しましょう!
インスタグラム上の投稿に位置情報をつける・追加・変更・削除する方法
新規投稿に位置情報を付けてシェアする方法をご紹介していきます。
また、投稿する際に位置情報を登録し忘れてしまっても、すでに投稿した写真や動画に位置情報を追加することもできます。
変更をしたい場合や、削除する際も以下で説明しているので参考にしてみてください。
投稿に位置情報をつける・追加・変更・削除する方法 |
新規投稿に位置情報をつける方法
①新規投稿を選び写真または動画を選ぶ
インスタグラムで通常通り投稿の手順を踏みます。
新規投稿を選び、写真を選択して次に進みます。
②スポットを選択もしくは検索する
投稿に付与したいスポット(場所)が候補欄に表示されていなければ、「場所を追加」をタップして検索窓に表示させたい場所を検索します。
③スポットをシェア
この例では「tokyo」を検索しています。
インスタグラムで位置情報が登録されていたので、スポットを選択します。
「シェア」をタップして投稿すれば完了です。
投稿した写真や動画に位置情報を追加する方法
①投稿した写真の「…」をタップ
投稿した写真の上、右端にある「…」をタップしてメニューを表示させます。
②「編集」をタップ
メニューから「編集」をタップします。写真のキャプション編集などが表示されます。
③「位置情報を追加」をタップ
ユーザーネーム下にある「位置情報を追加」をタップします。
④位置情報を追加し「完了」をタップ
追加したい位置情報を検索窓に入力しましょう。
「完了」をタップしこれで位置情報の追加完了となります。
投稿した写真や動画に位置情報を変更する方法
①投稿した写真の「…」をタップ
位置情報を追加する際と同様に投稿した写真の上、右端にある「…」をタップしメニューを表示させます。
②「編集」をタップ
メニューから「編集」をタップします。
③「位置情報」をタップ
変更したい位置情報をタップします。
④「位置情報を変更」をタップし入力
「位置情報を変更」を選択し、新たな位置情報を検索して変更をしましょう。
「完了」をタップしたら変更完了です。
投稿した写真や動画から位置情報を削除する方法
上記の変更と同じ手順で「編集」を開き、「位置情報」をタップすると「位置情報を削除」と表示されるので選択しましょう。
インスタグラムの位置情報に関するQ&A
「位置情報を表示したいけど表示されない」「表示したものの非公開にしたい」など、ここからは、インスタグラムの位置情報に関してよく寄せられる質問にお答えしていきます。
Qインスタグラムの位置情報を非公開にする方法は?
- 答えはこちら
- インスタグラムの位置情報は後からでも変更・削除は可能でした。
しかし、どこにいるかを知られたくない場合は、位置情報サービスをオフにしておくといいでしょう。
①「設定」からインスタグラム(Instagram)をひらく
「設定」をタップし、下にスクロールしていくとアプリが並んでいるので「インスタグラム(Instagram)」を選択します。
②「位置情報を許可しない」にする
「位置情報」をタップします。
位置情報の利用を許可を「なし」にチェックを入れることで位置情報サービスがオフになります。
Qインスタグラムの位置情報が出ないのはなぜ?
- 答えはこちら
- インスタグラムアプリの位置情報が許可されていない可能性があります。
上記のインスタグラムの位置情報を非公開にする方法 から、位置情報を「このAppの使用中のみ許可」に設定しましょう。
インスタグラム 位置情報のまとめ
インスタグラムの位置情報では、「店舗の場所」を表示させるだけで以下のメリットがありました。
- ブランドの認知拡大・宣伝に繋がる
- 集客に直結する
- 位置情報を使ったキャンペーン企画ができる
このように位置情報をビジネスで活用することで、自店のブランドを多くの方に知ってもらうことができ、結果的に集客や売り上げアップに繋がります。
位置情報の登録や追加は投稿済みの写真や動画にも出来るので、この機会に自店の位置情報を登録してみましょう!