インスタグラム(Instagram)で発信された情報がユーザーの購買行動に大きな影響を与える今、多くの加工アプリが提供され、写真や画像を簡単におしゃれに見せることが可能となっています。
そんな中、「そもそもどんな加工アプリを使えばいいか分からない」といった悩みを抱えるアカウント運用者も多いのではないでしょうか。
本記事では、加工アプリを一度も使ったことがない方でも、これだけ知っておけば大丈夫!な無料加工アプリ7選をご紹介いたします。
インスタグラムにおすすめの写真加工アプリ
まず初めにご紹介するのは、写真の明るさや色味を調整する2つの写真加工アプリです。
Adobe Lightroom
誰でも簡単!ワンタップでプロフェッショナルな画像編集ができちゃう優秀アプリ
- 対応端末:PC、スマートフォン(iPhone・Android)、タブレット
- 基本料金:無料(スマホ・タブレットのみ / PCは基本有料)
- アプリ内課金:有り
- 主な加工機能:部分修正、プレセット加工
Lightroom(アドビ ライトルーム)は、デジタルクリエイティブのソフトウェアで有名なAdobeが提供している優秀な画像編集アプリです。
明るさや色彩、画像のサイズ変更などを簡単な操作で調整することが可能です。
また、加工が苦手といった方向けに、あらかじめ明るさなどが調整されているプレセットの提供もあります。
適したプレセットをワンタップするだけで、簡単にプロフェッショナルな写真に仕上げることができます。
(左:加工前 / 右:加工後)
Adobe Lightroomは、自然な加工を目指したい方や加工が苦手な方におすすめです!
Snapseed
完全無料!基本の加工機能から話題の「シミ除去」機能まで凝縮した最強画像編集アプリ
- 対応端末:PC、スマートフォン(iPhone・Android)
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:無し
- 主な加工機能:部分修正、フィルター加工、シミ除去、フレーム、文字入れ
Googleが提供するSnapseed(スナップシード)は、Adobe Lightroomとほぼ同じ画像編集機能が備わっています。
加えて、Adobe Lightroomでは課金しないと使えない「シミ除去」加工を含む全ての機能を、課金せずに無料で使用することができます。
「シミ除去」加工とは、お肌のシミや、背景に映り込んでしまった人や障害物を自然に消すことができる機能で、最近注目されています。
左側の写真は、Snapsheedのシミ除去機能を使って投稿に関連のない商品を消した例です。
このように、Snapsheedは簡単に、かつ無料でプロフェッショナルな画像に仕上げたい方におすすめです!
インスタグラムにおすすめのフレーム加工アプリ
続いて紹介するアプリは、上記のアプリで編集した画像をインスタグラム用にサイズ変更やフレーム加工するアプリです。
正方形さん
インスタグラムの投稿サイズ問題を解決!ワンタップでインスタグラム対応サイズにトリミングしてくれるアプリ
- 対応端末:PC、スマートフォン(iPhone・Android)、タブレット
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:無し
- 主な加工機能:画像トリミング、文字入力、お絵描き機能
正方形さんは、撮影した画像をインスタグラムの投稿サイズにトリミングしてくれるアプリです。
正方形だけでなく長方形の投稿サイズにも対応しており、「せっかく撮った写真が投稿すると切れちゃう…」といったお悩みを解決してくれます。
また、文字入れや背景色の変更、お絵かき機能など、トリミング以外にも様々な加工をすることが可能です。
このように、もともと長方形の画像に背景を付け足して正方形にすることも可能です。
正方形さんは、撮影した画像を切り取らずに投稿したい方におすすめのアプリです!
Layout from Instagram
インスタグラム公式アプリ!
- 対応端末:スマートフォン(iPhone・Android)
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:無し
- 主な加工機能:フォトコラージュ
Layout from Instagram(レイアウト フロム インスタグラム)は、 インスタグラムが提供するフォトコラージュに特化した加工アプリです。
最大9枚まで画像を選択することができ、選択した枚数に応じて数パターンのコラージュを提案してくれます。
自動的にインスタグラムの投稿サイズに変更してくれるため、加工後すぐに投稿が可能です。
このように、枠線の追加や画像の回転などの操作も行うことができます。
Layout from Instagramは、複雑な操作なしに複数の画像を一枚にコラージュしたい方におすすめのアプリです!
Unfold
Layout from Instagramのスタイリッシュ版!テンプレートから選ぶだけでワンステップ上のコラージュ加工ができるアプリ
- 対応端末:PC、スマートフォン(iPhone・Android)、タブレット
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:有り
- 主な加工機能:フォトコラージュ、レイアウト編集、文字入れ、フィルター加工、フィードプラン
Unfold(アンフォールド)はLayout from Instagramのように簡単に数枚の画像をコラージュすることのできるアプリです。
スタイリッシュなフレームやフォントを豊富に取り揃えており、誰でも簡単にデザイナーが作成したようなコンテンツを目指すことができます。
また、フィードに統一感を持たせたいといった方におすすめのフィード計画機能も備わっています。
今後投稿するコンテンツの順番を決めたり、加工具合を調整する際に便利な機能です。
スタイリッシュな投稿を目指し、かつフィードの統一感を徹底したい方におすすめのアプリです!
インスタグラムにおすすめの文字入れ加工アプリ
続いては、最近多くのインスタグラムユーザーが取り入れている「文字入れ加工」におすすめのアプリを紹介します。
画像 × 文字はユーザーの目を引きつけやすく、かつ情報量のある投稿に最適な加工方法です!
ますますカタログ化が進むインスタグラム(Instagram)。 最近では、画像の上に加工で文字が入った投稿を多く見かけませんか? 実はこの「文字入れ投稿」、インスタグラムを通して集客を図りたい方はマスターすべき技なのです! […]
Phonto 文字入れ
文字入れ加工アプリ界で不動の人気を得る最強アプリ!作成できるデザインは無限大!
- 対応端末:スマートフォン(iPhone・Android)、タブレット
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:有り
- 主な加工機能:文字入れ加工
文字入れ加工初心者から、ワンステップ上の文字入れ加工を目指す方にまでおすすめしたいのがPhonto(フォント)です。
文字の色や間隔、カーブ加工といった様々な機能を備えており、このアプリだけで文字入れ加工が完結してしまう優秀なアプリなのです!
上の写真はPhontoアプリを使用して文字入れ加工をした例です。
また、Phontoが提供する400種類以上のフォントに加え、クリエイターが作成したフォントをPhontoアプリへダウンロードすることができます。
簡単な操作のみで、プロフェッショナルな文字入れ加工を目指したい方におすすめのアプリです!
インスタグラムにおすすめのコラージュ加工アプリ
最後にご紹介するのは、モザイクやステッカーを使ったコラージュ加工向けのアプリです。
Camera360
プライバシーを守るモザイク加工や天気を変えるフィルター付き!素材が豊富なコラージュ加工アプリ!
- 対応端末:PC、スマートフォン(iPhone・Android)、タブレット
- 基本料金:無料
- アプリ内課金:有り
- 主な加工機能:モザイク加工、画像修正、フィルター加工、ステッカー加工
Camera360(カメラ360)は、ダウンロード数が世界で10億人を超えるほど多くの人に支持される写真加工アプリです。
プライバシーを守るモザイク加工だけでも30種類以上展開があり、他にもステッカーや落書き、メイクアップ加工といったさまざまな機能が備わっています。
また、背景の天気を変える魔法のようなフィルターもあり、「屋外で商品の撮影をしたけど、曇っていて残念…」なんて画像もワンタップで晴天の画像に変更することができるのです。
(左:加工前 / 右:加工後)
Camera360は、モザイクやスタンプを使って画像加工にこだわりたい人におすすめのアプリです!
インスタグラム投稿の加工について知っておくべきこと
実際にアプリを利用して加工するにあたって、インスタグラム運用者に知っていただきたいことが2点あります。
それは、
- インスタグラムの視覚的効果
- それぞれの企業に「適した投稿」とは何か
です。
以上2点を明確にすることで、専門的なツールを利用せずに、簡単に集客効果のあるコンテンツ作りができます。
これからそれぞれの詳細についてこれから解説していきますね。
インスタグラムの視覚的効果
文字投稿がメインのTwitterやLINEとは異なり、インスタグラムは写真や画像といった直感的に情報を汲み取るコンテンツがメインとなります。
視覚的情報の強みとしては、文字に比べて伝える情報量が圧倒的に多い点です。
情報伝達能力で表した時、画像は文字の7倍、動画は文字の5000倍の情報を伝えることができます。
以下の画像は同じマフラーを文字で紹介した時と、画像を用いて紹介した時の例です。
どちらも同じマフラーを紹介していますが、画像で見た時の方が実物に近い情報を得ることができますよね。
つまり、視覚的コミュニケーション媒体であるインスタグラムは、商品やサービスの情報を伝える際に最適なツールとなるのです。
最近では、画像のみでは伝えきれない情報を文字で補う文字入れ加工を取り入れるアカウントも増えてきています。
では、どんな投稿が文字入れ加工に適しているのでしょうか?
それぞれの企業に「適した投稿」とは何か
インスタグラムの情報伝達力の高さが分かったところで、さてどんな投稿をすべきなのでしょうか。
インスタグラムと聞いておしゃれな投稿をイメージする方も多いと思います。
しかし、「おしゃれな投稿」と言っても、コラージュ加工の効いた投稿をおしゃれとする人もいれば、シンプルに統一された投稿をおしゃれとする人もおり、一概には言えないのです。
また、最近のインスタグラムでは、企業のブランディングや商品・サービスのイメージに適した投稿が求められています。
例えば、
- 男性サラリーマンをターゲットとしたスーツ専門店には、シンプル、かつスーツの機能性をアピールした投稿が適している
- 高校生女子に人気のカフェには、「インスタ映え」を狙った、かつ食べ物が美味しそうに映る投稿が適している
といったように、それぞれの企業に「適した投稿」があります。
あなたの企業に適した投稿とは何かを定義付けることで、適した加工アプリの選別や加工具合の目安を決めることができます。
アプリを使ってインスタグラム投稿を加工する際の3つのポイント
ここまで、用途別おすすめの加工アプリを7選紹介してきました。
あなたの企業が目指す投稿に適した加工アプリを見つけられたでしょうか。
さっそくアプリを使って加工をしていくと思いますが、最後に加工する上での3つのポイント紹介させてください!
ポイント1:常にユーザーファースト
加工をしていると、ついついこだわってフィルターや文字を入れすぎてしまいがちです。
しかし、なぜ加工するのかを思い出してみましょう。
ユーザーを惹きつけ、企業を視覚的にアピールするためですよね!
そのためには、ユーザーにとって見やすい投稿である必要があります。
以下の2枚の写真は、同じ情報を元に加工の度合いを変えた投稿です。
どちらが見やすいでしょうか。
左側の投稿は加工がシンプルにも関わらず、情報が伝わりやすいフォント選びや文字の色選びがされてますよね。
加工をする際は、本記事の序盤で解説した「企業に適した投稿とは何か」を念頭におきながら、ユーザーファーストで加工の度合いを調節していきましょう。
ポイント2:統一感が大事
続いて大事なのが、プロフィール画面のフィードに「統一感」を持たせることです。
一見簡単そうに聞こえて、多くのSNS担当者が頭を抱える部分です。
しかし、フィードは企業の世界観を伝える上で需要な役割をしています。
また、フィードの統一感は、企業のプロフィール画面を訪れたユーザーがフォローするかどうかの判断基準にもなります。
上の画像のようにフィードを統一させるためには、2つのポイントがあります。
・加工をテンプレート化する
使用するフィルターや、フォントの種類、テーマカラーなどを揃える
・フィードのプランニングをする
これから投稿予定のコンテンツを並べて、投稿後のフィードをシミュレーションする
※本記事で紹介した加工アプリUnfoldを使うことで、フィードのプランニングが行えます。
企業の世界観がフィードを通してユーザーに伝わるよう、「統一感」を心がけていきましょう。
ポイント3:加工が苦手な人はカメラアプリで撮影することも◎
ここまで加工アプリや、加工する際の注意点を紹介してきました。
中には、「加工アプリに挑戦してみたけど、どうしてもうまくできない」といった方も多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、あらかじめ加工が施してあるカメラアプリで撮影することです!
あらかじめフィルターをかけた状態で撮影するため、撮影後の加工作業が不要になります。
また、同じフィルターを使って撮影することで、簡単に統一感のあるフィードを作ることができます。
本記事で紹介したアプリの中では、Camera 360がフィルター機能付きのカメラ機能を搭載しています。
このように、Camera360には食べ物をおいしく見せるフィルターも備わっています。
インスタグラムにおすすめの無料加工アプリ7選まとめ
本記事では、インスタグラム投稿時にぜひ使っていただきたい、静止画のおすすめ加工アプリを7つを紹介してきました。
紹介したアプリは全て優秀、かつ初心者でも使いやすものとなっていますが、全て使うべき!というわけではありません。
冒頭でも解説したように、それぞれの企業に適した投稿に基づいたアプリの厳選、使い分けが必要です。
また、常にユーザーの目線に立って加工アプリを使うことが、インスタグラムの視覚的効果の拡大につながります。
以上のことを踏また上で、ぜひ加工アプリを活用してみてください!