最近、Instagram(インスタグラム)よりもTikTok(ティックトック)でより多くの時間を消費するというユーザーが増えています。
大量の時間が消費されているTikTokにおいて、認知拡大のためにアカウントを運用する企業やブランドが増えてきました。
企業やブランドがTikTokを運用する時によく見られるのが「バズり」を発生させることを目的にしてしまっているケースです。
もちろん「バズる」ことも重要ですが、これからはただ「バズる」だけでは効果的な運用にはなりません!
この記事では、視聴ユーザーの「感情・行動誘発」が「バズり」と同様に大切であることを紹介、解説しています。
最後まで読むと、あなたのTikTok運用に対する意識が劇的に変わるので必見です!
この記事で分かること |
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「バズり」の横軸だけではなく縦軸の「感情・行動誘発」が重要
最近TikTokを見ていて、投稿するクリエイターが増えてきたと感じる方が多いのではないでしょうか。
誰でも簡単に「バズる」ことができてしまうことで、気軽に始めるユーザーは増加傾向にあります。
その結果、現在のTikTokはクリエイターが増えてきたことによりコンテンツが溢れています。
(参考:https://www.businessofapps.com/data/tik-tok-statistics/)
TikTokにおいて「バズる」ことで、ブランドや商品の名前を聞いたことがあるという状況は作り出せるでしょう。
しかし、実際に商品を購入したり店舗に行こうとしたりといったポジティブな感情を抱かせるためには「バズる」だけではあまり意味がないのです。
なぜなら、TikTokを見ているユーザーの大半は目的がなく、動画を流し視聴しているためです。
目的がない人が多く見た結果「バズった」動画では「感情・行動誘発」のような効果はあまり期待できません。
もちろん「バズる」ことで商品の売り上げが増加するケースは多くありますが、売り上げが増加するケースは「感情・行動誘発」できる動画になっていることが前提としてあるのです。
つまり、ブランドとしてファンを増やしたり顧客を増やしたりしようと思った時は、「バズり」の横軸と「感情・行動誘発」の縦軸をどちらも広げる必要があるのです。
「感情・行動誘発」の縦軸に重要な要素
TikTokにおいてどのように「バズる」動画を作成できるのかを意識している人は多いと思います。
しかし、本記事で取り上げている「感情・行動誘発」の縦軸を意識している人は少ないのではないでしょうか。
実際に縦軸を意識し深めるために重要な要素として、3つ挙げることができます。
キャラクター設定
TikTokアカウントにはキャラクター設定が必要不可欠です!
「毎日忙しい3年目の社会人」や「休憩時間に毎回爆食しちゃうOL」のようになんでも構いませんし、顔を出す必要もありません。
キャラクター設定をしないと、似た情報を発信している競合との差をつけることが難しくなる上、親近感や信頼の獲得が困難になるため動画自体の離脱率が増加してしまいます。
対して、キャラクターを設定すると動画を見ているユーザーは親近感や憧れを抱くことができます。
実際に、今までSNSやテレビを見ている中で「あのモデルさんが使ってるから高品質なものだ」「好きなスポーツ選手が履いてるから買ってみようかな」と考えたことが一度はあるのではないでしょうか。
キャラクター設定について詳しく知りたい方はこちらの記事で書いているので、ぜひこちらもご覧になってください!
近年、幅広い層から注目を浴びているTikTok。 「TikTokアカウントを開設したはいいものの、中々バズらない」と悩んだことはありませんか? それは、アカウントの「キャラクター設定」をしっかり行えていないからかもしれません。 […]
ストーリーテリング
TikTokの動画においてストーリーテリングは動画全体の質を上げるためには非常に効果的です。
起承転結が設定されている動画は、つい繰り返し見てしまったり長く見てしまったりしますよね?
繰り返し見られ視聴時間が伸びることによって、よりTikTok内のおすすめ欄に掲載されやすくなり「バズる」ことができます。
さらに、ユーザーの感情に刺さる内容を適切にストーリーとして構成することで「感情・行動誘発」を引き起こしやすくなるのです!
ストーリーテリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事で書いているので、ぜひこちらもご覧になってください!
みなさんはTikTok(ティックトック)のストーリーテリングについてご存じでしょうか? そもそもTikTokのような短尺の動画にストーリー性は存在するのか?という話になるかもしれません。 しかし、実は最近”バズっている”と言われ[…]
自分ごととして捉えさせる
考えてみましょう。
動画の対象が自分ではなく「どこかの誰か」だった時、動画内容を自分ごととして捉えられますか?
商品を売る際に重要なのは、実際に購入した後のイメージが持てるかどうかです。
化粧品を買ってもらおうと思った時に「このアイシャドウおすすめ!」という動画内容よりも「一重の女子にはこのアイシャドウおすすめ」とした方が、ターゲットが明確になるのです。
その結果、一重の女子は「私に関係ある動画だ」と感じ、目的を持って動画を見るのです。
バズり×ユーザーの感情・行動誘発を可能にした自社事例
「縦軸と横軸の理論は分かったけどそんな上手くできるの?」
と思われる方も多いかもしれません。
そこで自社で実際に縦軸と横軸を意識した動画を作成し、投稿した結果を紹介します。
先ほど挙げた重要な要素を取り入れることで、再生数を確保しつつもユーザーの感情や行動を誘発することができています。
【つのずふぁっしょん】
以下の動画は、キャラクター設定をしたことで「感情・行動誘発」ができた動画です。
https://vt.tiktok.com/ZSdwa9Laf/?k=1
以下の動画は、自分ごととして捉えさせたことで「感情・行動誘発」ができた動画です。
投稿日を成人式の1ヶ月前にすることで、成人式を迎える直前のユーザーが自分ごととして捉えられる動画になっています。
https://vt.tiktok.com/ZSdwaEdyc/?k=1
【プチプラコスメおたく】
この動画も、自分ごととして捉えさせたことで「感情・行動誘発」ができた動画です。
さらに「買わなきゃ損」と最初に出すことによってフリの役割を果たし、動画に対する興味を引き出しています。
https://vt.tiktok.com/ZSdwmYtFD/?k=1
まとめ
いかがでしたか?
TikTokでブランドや商品に対してポジティブな感情を抱いてもらうために「バズる」だけではあまり意味がないことが理解できたのではないでしょうか。
「バズる」横軸と「感情・行動誘発」の縦軸を意識することで、コメントなどの目に見える結果に繋がります。
以下にポイントをまとめました。
- TikTokでは「バズり」の横軸と「感情・行動誘発」の縦軸が大切
- 「感情・行動誘発」に繋がる重要な要素は3つある
ユーザーにより深く刺さるような動画を作り、企業のTikTok運用を攻略しましょう!