インスタグラム(Instagram)は、テキストのみではなく画像や動画を使った表現が可能なSNSです。
その為、アプリ自体に様々な加工、編集ツールが備わっており、ユーザーはそれぞれ工夫を凝らした投稿をしています。
しかし、この際意外と盲点なのが、『投稿画像の適切なサイズ』です。
投稿する画像に合ったサイズでないと、画像の歪みや画質の低下、ユーザーの目に留まりにくい投稿になってしまいます。
本記事ではインスタグラムのフィード投稿とストーリーズ投稿、プロフィールのアイコン画像のそれぞれの投稿画像適応サイズについて注意点を含めた解説、ユーザの目に留まりやすい画像サイズの紹介をしていきます!
インスタグラム投稿に最適な画像サイズとは?
インスタグラムには、フィード投稿・ストーリーズ投稿・プロフィール画像の3つ画像投稿手段があります。
それぞれインスタグラム推奨画像サイズがあり、投稿画像は推奨画像サイズに合わせて自動的にトリミングされます。
インスタグラムの投稿別推奨画像サイズ
まずはじめに、フィード投稿、ストーリーズ投稿、プロフィールのアイコン画像がどの機能を指すのか、それぞれのインスタグラムの推奨画像サイズついて解説していきます。
フィード投稿
フィード投稿とは通常投稿とも呼ばれる、ホーム画面に表示される投稿のことです。
インスタグラムに画像をフィード投稿する際、インスタグラム自体の推奨画像サイズが投稿画像に適応されます。
推奨画像サイズは正方形、横長、縦長の3種類があります。
フィード投稿の推奨画像サイズ
縦長 4:3 1080ピクセル✖️1350ピクセル
正方形 1:1 1080ピクセル✖️1080ピクセル
横長 1.91:1 1080ピクセル✖️566ピクセル
投稿画像はフィード投稿の際、上記の推奨画像サイズに合わせて自動トリミングされます。
ストーリーズ投稿
ストーリーズ投稿とは、24時間で投稿が消えてしまう、画面いっぱいに縦長の画像が表示される迫力のある投稿のことです。
ホーム画面の上部にあるユーザーのアイコンをタップすることでストーリーズを閲覧することができます。
縦長9:16 1080ピクセル✖︎1930ピクセル
アイコン画像
アイコン画像とは自分のプロフィール画像となるものです。
特定の推奨画像サイズはありませんが、アイコンはサークル状に表示されるので、アイコン画像の表示範囲には注意が必要です。
インスタグラムの推奨画像サイズの注意点
縦長画像をフィード投稿する場合、インスタグラム内では最大でも4:5の比率でしか画像をトリミングできません。
スマートフォン内蔵のカメラで撮影した縦長の画像だとアスペクト比が4:5よりも長さがある場合があります。
そのような画像は、インスタグラムに投稿する際、画像の上下が切れてしまうことになります。
また、小さすぎる画像や大きすぎる画像も自動的に拡大されて投稿されるので、画質の低下や画像の歪みを引き起こしてしまいます。
画質に関してですが、インスタグラムで画像を投稿する際、320ピクセル~1050ピクセルの解像度と決まっています。
その為、320ピクセル以下の画像の場合、自動的に320ピクセルまで拡大されてしまい、画質の悪い投稿になってしまいます。
さらに、フィード投稿では複数の写真を投稿することができ、その場、1番最初に選択した画像のサイズに2枚目以降の画像も揃えられます。
例えば、縦長の画像を1枚目に選択し、2枚目に横長の画像を選択したとします。
その場合2枚目の横長の画像が1枚目の縦長の画像のサイズに揃えられるので、2枚目の横長の画像は左右が切れて、拡大された画像になってしまうということです。
このように、複数投稿では1枚づつ投稿画像サイズを編集することはできず、あらかじめ一緒に投稿される画像のサイズを統一しておく必要があります。
インスタグラム投稿画像サイズの編集方法
インスタグラムには推奨画像サイズがありますが、アプリ内で推奨サイズに合わせるように画像サイズ調節できるツールが備わっています。
また、「画像を切り取らずに載せたい!」「正方形にサイズ調節したい!」そんな方のために、インスタグラムの投稿に合わせた画像編集アプリを紹介します。
インスタグラムアプリ内での編集方法
インスタグラムのフィード投稿で横長、縦長の長方形の画像サイズを合わせる方法紹介します。
①ホーム画面の右上にある⊞このボタンをタップ
ホーム画面右上の⊞このマークをタップします。
②投稿をタップ
次に、投稿、ストーリーズ、リール、ライブの中から1番上にある”投稿”をタップします。
③画面中央左にある「」をタップ
「」ここタップすると画像が自動的に調節されます。
外部アプリでの編集方法
インスタグラムの推奨画像サイズに合わない画像でもアプリを活用することで適切なサイズに調整することができます。
インスタグラムの画像サイズを編集できるアプリを紹介します。
正方形さん
「正方形さん」は縦長の画像や横長の画像を正方形にして投稿したいときに、画像を切り取らずそのままインスタに簡単に投稿することができるアプリです。
完全無料のアプリで、内部課金もありません。
InstaSize
どのような画像もインスタに適するサイズに調整してくれます。
画像に余白を作ることも可能で、余白部分をアレンジすることもできます。
このアプリはインスタだけでなく、FacebookやTwitterへのアップロードも可能です。
SquareKit
このアプリは写真、動画を正方形にすることができるアプリです。
サイズ変更を主とした機能で、複雑な操作がないことがユーザーから評価されています。
しかし残念ながら、Google Playには対応していません。
インスタグラムの投稿画像サイズを統一している事例
インスタグラムを上手く使用していくにおいて、大切なポイントとして「統一感」があります。
人気のあるユーザーはこの「統一感」を大事にしており、特にプロフィールページの統一感は重要になっています。
配色や投稿順を工夫することが「統一感」を出す主な手段だと思われていますが、画像サイズを揃えることも「統一感」をだすのに重要な働きをします。
統一感を持った画像サイズで投稿している事例
このアカウントのように全ての投稿を正方形の画像サイズに統一しています。
配色の違う投稿であっても統一感のあるページになっています。
カラフルかつ統一感のあるサイズでユーザーの興味を引くアカウントになっています。
この投稿は縦長の画像サイズにしていて、スタイルやファッションを生かす投稿になっています。
縦に長さがある長方形の画像は全身を写したいときに適した画像サイズだとわかります。
コーディネート紹介やアパレル商品の宣伝を目的とするアカウントにはこの縦長の画像サイズでの投稿をお勧めします。
このように投稿画像のサイズを揃えることで「統一感」を得ることができます。
加えて、投稿内容、目的に合わせてサイズを調整することも重要なポイントになっています。
グリッド投稿の事例
ここで少し特殊な投稿方法の「グリッド投稿」について紹介します。
「グリッド投稿」とは、パズルのピースのように1つ1つの投稿が順番に並ぶことで1枚の大きな画像としてプロフィールに投稿される投稿のことです。
グリッド投稿は企業やブランドの公式アカウントに多く見られます。
例えば上のアカウントのように、グリッド投稿によって商品を大画面で投稿することで、ユーザーにインパクトを与えています。
さらに時間を置いてグリッド投稿を完成させていくことによって、ユーザーの好奇心を駆り立てて、ユーザーはプロフィール欄にアクセスするようになります。
その結果、フォロワー獲得、購入サイトへの勧誘に繋がります。
このようにグリッド投稿は商品の広告として、とても有効な投稿方法です。
画像の分割や投稿の順番が難しそうに見えますが、下記のアプリを使うことで簡単にグリッド投稿用に画像を作れます。
グリッド投稿の画像編集アプリ
Grid-it
Grid-itはグリッド投稿に特化したアプリです。
グリッド投稿したい画像を選択するだけで、画像の分割、投稿順の表示までしてくれるので、誰でも簡単にグリッ投稿の画像を作り、投稿することができます。
Grid Post
Grid PostもGrid-it同様、画像を選択するだけで、グリッド投稿向けに画像の分割をし、投稿順の表示までしてくれるアプリです。
Grid-itとの違いは、このアプリは分割された画像の途中に他の画像を挿入することができることです。
このようなアプリを使うことで簡単にグリッド投稿をすることができます。
インスタグラムの画像サイズまとめ
本記事では、インスタグラムの投稿の適切なサイズ変更や編集、また誰でも簡単に編集できるオススメの無料アプリについて解説していきました。
以下でインスタグラムを投稿する際の適した画像サイズについてまとめたので、参考にしてください。
- フィード投稿の推奨サイズは縦長、横長、正方形の3つ
- ストーリーズ投稿の推奨サイズは9:16の縦長
- アイコン画像には推奨サイズはないが、表示時範囲に注意
- 解像度の低い画像は、投稿画質が荒くなるので注意
- 推奨サイズに合わない画像でも外部アプリで簡単に調節できる
- 複数枚投稿する場合、1枚目の画像サイズに全て統一される
- 画像サイズを揃えるとアカウントに統一感が出る
- 写すモノ、目的に合わせた画像サイズで投稿
- グリッド投稿でユーザーの注目を集める
上記のポイントを押さえて、適切な画像サイズで、ユーザーの目を引くインスタグラムの投稿を目指してくださいね!