近年たびたび耳にする「インフルエンサーマーケティング」という言葉、どのようなマーケティングかご存知ですか?
従来のマーケティングにはないメリットを兼ね備え企業の発展に貢献することから、多くの企業が導入し始めています。
しかし、まだ新しいマーケティング手法であることから、情報が少なく導入をためらっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングに関する基礎知識から導入するメリット・デメリット、活用事例や主に使用されるSNSなどを徹底解説していきます!
この記事で分かること |
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「フォロワーが多いインフルエンサーに施策依頼したのに、効果が出なかった」「インフルエンサーをどう選んでいいのかわからない」そんな悩みはありませんか?
アプリ上でわたしたちが見れるデータが限られているからこそ、センス頼りになりがちなインフルエンサーマーケティングですが、実は大きな落とし穴が…。
是非資料をダウンロードして、危険なインフルエンサーのチェックリストを確認してください。
そもそもインフルエンサーマーケティングって?
はじめに、基礎中の基礎であるインフルエンサーマーケティングの定義や従来のマーケティングとの違い、今後の成長について解説していきます。
まずは、インフルエンサーマーケティングとは何かをしっかり理解していきましょう!
インフルエンサーマーケティングの定義
インフルエンサーマーケティングとは、主にSNS上で大きな影響力を持つインフルエンサーを起用したマーケティングの手法を指します。
インスタグラム(Instagram)やティックトック(TikTok)を使用していて、下の画像のようにインフルエンサーが商品の体験談をシェアしている投稿を見かけたことはありませんか?
特に、憧れや応援しているインフルエンサーの投稿は魅力的に感じやすく、「ついつい商品を買ってしまった」なんて経験ありますよね?
これがインフルエンサーマーケティングなのです!
商品やサービスの認知拡大や購買意欲の促進が見込めるとして、現在特に注目されているマーケティングです。
従来のマーケティングと何が違うの?
インフルエンサーを起用して商品やサービスをアピールするインフルエンサーマーケティングですが、従来のマーケティングと何が違うのでしょうか。
違いを以下の表にまとめてみました!
従来のマーケティング | インフルエンサーマーケティング | |
宣伝範囲 | ◎ | ◯ |
ターゲティング | △ | ◎ |
費用 | × | ◎ |
購買意欲への直接的な影響 | △ | ◎ |
従来のマーケティングは、企業が広告やキャンペーンを作成し、消費者に直接商品・サービスの宣伝を行っていました。
テレビコマーシャルや電車内で見かける広告、ポストに届くチラシなどが一部の例です。
一度に多くの人に広告を見てもらえるメリットがありますが、その分膨大な費用がかかります。
対して、インフルエンサーマーケティングは、上の画像のように企業と消費者の間にインフルエンサーが入る構図となります。
企業がインフルエンサーに商品の宣伝を依頼し、主にSNS上の消費者コミュニティのもとに情報を届ける流れです。
従来のマーケティング手法に比べて宣伝範囲は狭まりますが、拡散性のあるSNSを駆使すれば、低コストで多くの消費者にリーチさせることが可能です。
成長し続けるインフルエンサーマーケティング市場
インフルエンサーマーケティングの需要は年々増え続け、今後の市場拡大が見込まれています。
ある調査によると、2021年のインフルエンサーマーケティングの市場規模は420億円以上まで達し、2025年には700億円を超えるとされています。
この急激な成長の背景として、さまざまなニーズに合わせたSNSの普及や後ほど紹介するインフルエンサーマーケティング特有のメリットがあります。
今後も凄まじい成長を遂げるであろうインフルエンサーマーケティング、導入するなら今ですよ!
今更聞けない。インフルエンサーとは?
上で「インフルエンサーマーケティングとは何か」を解説してきましたが、そもそも肝心な「インフルエンサー」とは何かご存知でしょうか?
インフルエンサーマーケティングを導入する上で最も重要となってくるインフルエンサーについて、この機会におさらいしていきましょう!
インフルエンサーの定義
インフルエンサー(influencer)とは、世の中に大きな影響を与える人物・団体を指します。
「インスタグラマー」や「ティックトッカー」、「ユーチューバー」などの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
彼らはインスタグラムやティックトックをはじめとしたSNSで多くのファンを抱え、発信した情報がファン達の購買決定を大きく左右させますよね。
この影響力こそがインフルエンサーの最大の特徴であり、強みなのです!
インフルエンサーの種類
インフルエンサーと言っても、実は影響力の大きさで4つのランクに分けることができます。
それぞれのランクについて下記で詳しく解説していきます!
トップインフルエンサー
トップインフルエンサーは100万人以上のフォロワーを抱え、インフルエンサーの中でも特に世間での知名度が高い人物を指します。
テレビや雑誌などのメディアへの露出が高い点も特徴です。
フォロワーが多いため、より多くの人に投稿を見てもらえるという強みがありますが、ファンと距離ができやすいことで高いエンゲージメントは期待できない傾向があります。
※エンゲージメントとは、SNSの投稿に対するユーザーの反応(いいね!やコメント、保存など)を割合で示したものです。
エンゲージメントが高くなるにつれ、インフルエンサーや企業に対するユーザーの関心度・交流度が高くなる傾向があります。
マクロ/パワーインフルエンサー
マクロインフルエンサーまたはパワーインフルエンサーは、トップインフルエンサーに比べてマスメディアへの露出度は下がるものの、SNS上で絶大な知名度を誇る人物を指します。
リーチ力とエンゲージメント率が平均して高いため、起用するインフルエンサーをうまく選定できれば、広告の効果を高めることができます。
マイクロインフルエンサー
マイクロインフルエンサーは、ファッションや美容、料理など特定のジャンルにおいて強い影響力を持つ人物を指します。
学生や主婦といったユーザーの特徴もさまざまで、リーチ力とエンゲージメントのバランスが良い点が特徴です。
上記のトップインフルエンサーやマクロ/パワーインフルエンサーに比べて低コストで起用ができるといったメリットもあります。
※リーチとは、SNSの投稿がどれだけの人に見てもらえたかを示したもの。
ナノインフルエンサー
ナノインフルエンサーは、フォロワーが数千人〜1万人以下の人物を指します。
リーチできる範囲が狭いものの、友人や密なコミュニケーションを頻繁にとるフォロワーが多いため、各投稿に対するエンゲージメントが平均して高くなる傾向があります。
インフルエンサーマーケティングではあまり起用されにくい層ですが、エンゲージメントが高いといったメリットを活用することで、UGCの増加につなげることができます!
最近では、多くの企業がインスタグラム(Instagram)でビジネスを始めていますが、実際にその宣伝効果を感じていますか? 思うような効果が出ずインスタグラムの運用の仕方に悩んでる方、これから企業のブランド認知拡大や、ECサイトの売り[…]
フォロワー数=影響力は大間違い!
上記でインフルエンサー内の4つのランクを解説してきましたが、ここで注意していただきたいのが、
「フォロワー数=影響力ではない」という点です!
確かにフォロワー数が多いとリーチできる範囲が広がり、必然的に影響力も増すと考えられるでしょう。
しかし、最近はフォロワーが買えてしまう時代なのです!
フォロワー1人あたり2円もしないで買えるほど、誰でも簡単にフォロワーを稼ぐことができます。
そのため、一見フォロワーが多くて影響力がありそうなインフルエンサーでも、実は半分以上がフェイクアカウントだった!なんて状況も頻繁にあるのです。
例えば、フォロワーが1万人のインフルエンサー(Aさん)と6,000人インフルエンサー(Bさん)、フォロワー数だけで見るとAさんの方が影響力があると思いますよね?
しかし、A さんのフォロワーの半分以上は機能していないため、商品やサービスの購入を検討してくれるであろうフォロワーの数が多いBさんの方が影響力が大きいと言えます。
また、フォロワーの興味関心によって特定の分野での影響力が異なることも注意する必要があります。
例えば、若い女性向けアパレルブランドの宣伝をするのに、フォロワー数の多い20代前半の女性インフルエンサーを起用したとします。
一見ブランドのターゲット層を多く抱えていそうですが、実際はフォロワーの大半が男性ファンでした。
これでは施策を実施したところで、ターゲット層に投稿を見てもらえず、「想定していた結果が得られない…」といった事態になります。
このように、「フォロワー数が全てではない」ということを常に頭にいれ、インフルエンサーの真の影響力を見極めるようにしましょう。
インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット
ここからはインフルエンサーマーケティングの5つのメリットと3つのデメリットを徹底解説していきます。
すでにインフルエンサーマーケティングを導入している企業の方も必見ですよ!
- 消費者目線の口コミ
- ターゲティングがしやすい
- ECサイトとの相性◎
- データトラフィックがしやすい
- 時間とコストの削減
- インフルエンサー選びが難しい
- 融通が効かない
- 炎上の可能性がある
下記にてそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
メリット1:消費者目線の口コミ
インフルエンサーマーケティングは、SNS上での商品の口コミが主な戦略になります。
インフルエンサーが商品やサービスを実際に利用し、使い勝手や効果などをインスタグラムやTwitterに書き込みます。
そのため、企業からの広告臭を抑えた消費者目線での口コミ、つまりUGCに近いコンテンツを生み出すことができるのです。
テレビCMでは興味を示さなかった商品でも、友達がおすすめしてきたらなんだか魅力的に感じてついつい買ってしまったなんて経験はありませんか?
このように、実際の消費者が生み出すUGCは消費者にとって共感しやすく、商品やサービスに対するイメージが湧きやすいといったメリットがあります。
また、自分の生活と遠くかけ離れた芸能人ではなく、消費者に近いインフルエンサーを起用することでユーザーが自分と置き換えて考えやすくなります。
メリット2:ターゲティングがしやすい
インフルエンサーマーケティングはターゲットを絞って宣伝することに長けています。
例えば、電車の中で女性をターゲットにした脱毛サロンの広告をよく見かけますよね。
しかし、電車内には脱毛に興味のない女性客や、そもそも脱毛サロンにあまり必要性を感じない男性客も多く乗車しています。
せっかく大勢の目に留まる場所に広告を出しても、ターゲット層に見てもらえなければ広告として機能しているとは言えません。
対してインフルエンサーマーケティングでは、商品に興味を示しそうなユーザーコミュニティに絞って情報を届けることができます。
例えば、美容系に特化したインフルエンサーを起用して、脱毛サロンの口コミをインスタグラムに投稿してもらうとします。
美容系のインスタグラムをフォローしているユーザーは女性が多く、かつおすすめの美容商品やサービス情報を求めています。
つまり、潜在顧客(脱毛サロンの存在をまだ知らないものの、将来的には利用する可能性のあるユーザー)が多い層に情報を届けることができます。
インフルエンサーマーケティングのターゲティングがしやすい強みを生かすことで、潜在顧客に企業の存在をアピールして新規顧客の獲得へ繋げることができるのです!
メリット3:ECサイトとの相性◎
テレビCMや街中の広告で気になる商品を見つけたとき、ほとんどの方はスマートフォンやパソコンで商品の詳細を検索しますよね。
しかし、検索するのを手間だと感じる人もいれば、手元に検索ツールがない場合もあります。
後回しにされ、結局消費者が商品の存在を忘れてしまったなんて状況は避けたいところです。
インフルエンサーマーケティングでは、各SNSに商品のURLを添付したり、ECサイトと連携させたショッピング機能を利用することができます。
商品やサービスに関する投稿を見て今日をもったユーザーが、わざわざインターネットで検索しなくてもURLから直接ECサイトへ飛び、そのまま購入することができます。
購買意欲が一番高い状態で商品ページに誘導することができるため、高い購入率が見込めます。
メリット4:データトラフィックがしやすい
インフルエンサーマーケティングは、基本的にSNSなどのオンラインでの施策が多くなります。
そのため、投稿の閲覧数やエンゲージメント率、ECサイトへの訪問率、商品購入数などさまざまなデータを分析することが可能となります。
分析したデータは、施策の効果を測定する際の指標となったり、次回の施策を練る際の参考にもなります。
メリット5:時間とコストの削減
インフルエンサーマーケティングは、商品の撮影からSNS投稿までを主にインフルエンサー本人が担当します。
コンテンツやキャプションの内容、つけるハッシュタグをある程度指定する場合もありますが、細かい撮影・加工方法についてはインフルエンサーのセンスに任せます。
生活感や共感性が求められるインフルエンサーマーケティングでは、大掛かりな撮影や高度な編集が不要なため作業時間を大幅に短縮することができます。
同時に、カメラマンや撮影場所の確保、広告の編集などにかかるコストもカットできる点がメリットです。
デメリット1:インフルエンサー選びが非常に難しい
インフルエンサーマーケティングを導入する方がまずぶつかる壁は、「大量にいるインフルエンサーの中から誰を施策に起用すればいいか分からない」といった悩みです。
先述したとおり、インフルエンサーの影響力をフォロワー数だけで判断すると、想定していた試作効果が得られないといった状況が生まれます。
売上アップにつなげるためには、実購買層を抱えるインフルエンサーを起用する必要がありますが、SNS上でフォロワーの属性を詳しく閲覧することができないため非常に難しいのが現状です。
これで解決! |
インフルエンサーマーケティングツールを導入して施策に適したインフルエンサーを瞬時に抽出!
(インフルエンサーマーケティングツールに関しては、記事の後半で詳しく解説いたします。) |
デメリット2:融通が効かない
インフルエンサーマーケティングでは、社内で広告を作成するのに比べてインフルエンサーの世界観や技術の差が影響してきます。
そのため、企業が理想とする施策投稿に仕上がらない可能性も出てきます。
インフルエンサーの影響力をお借りしている立場として、SNSの投稿に対する細かい指示出しや柔軟なスケジュール対応がしにくく融通が効かないデメリットがあります。
インフルエンサーに無茶なお願いをして気分を悪くされてしまえば、今後のお仕事に響くだけでなく、影響力がある分企業のイメージダウンに繋がりかねません。
これで解決! |
施策の展開時に、施策の意図や必須条件に対する認識をインフルエンサーと揃える! |
デメリット3:炎上リスクがある
インフルエンサーはあくまで社外の人間です。
そのため、発言や行動をコントロールすることできずに下記のようなトラブルに発展する場合もあります。
- 商品PRのサンプル文を複数のインフルエンサーがコピペしてSNS上に投稿してしまい、消費者に不信感を与えた
- インフルエンサーの過去の発言が炎上し、契約を結んでいた企業にまで批判が殺到した
また、「ステマ」という言葉を聞いたことはありますか?
ステルマーケティングの略で、企業から報酬をもらっているのにも関わらず、PRということを明記しないで商品やサービスを宣伝することを指します。
消費者から「だまされた」と感じられ、炎上や企業のイメージダウンに繋がりかねません。
これで解決! |
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インフルエンサーマーケティングで使われる主なSNS
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーによるSNS投稿が主な手法になります。
ここからは、最近のインフルエンサーマーケティングで頻繁に使用されるSNS5選をご紹介いたします!
インスタグラム(Instagram)
インフルエンサーへの「憧れ」を活用してターゲット層を活用した訴求が可能!
メインユーザー | 20代〜30代 |
目的 | 有名人・インフルエンサーの投稿を閲覧、商品購入 |
特徴 | 「インスタ映え」と呼ばれる見栄えの良いコンテンツが重視される |
こんな方におすすめ! |
便利な機能を活用してECサイトへのスムーズな誘導を図りたい方 |
インスタグラム(Instagram)は、主に写真や動画を投稿するSNSです。
最近では、投稿からECサイトへ直接飛ぶことのできるショッピング機能や、ジャンルごとに投稿をまとめられるガイド機能などの新たな機能が搭載され、インスタグラムのカタログ化が進んでいます。
商品や店舗の視覚的イメージが湧きやすいということもあり、ファッション・コスメ・グルメ・インテリア・旅行など様々なジャンルで活躍するインフルエンサーとのタイアップ施策が盛んに行われています。
他のSNSに比べインスタグラムはファン心理が働きやすいため、憧れのインフルエンサーが宣伝している商品やサービスはファンにとって魅力的に映る傾向があります。
インフルエンサーのフォロワー属性をしっかり分析することで、ターゲット層を狙った施策を実施することが可能です!
ユーチューブ(YouTube)
長尺動画のメリットを活用して商品の口コミや体験談をシェア!
メインユーザー | 10〜40代 |
目的 | 特定の分野の情報収集、暇つぶし |
特徴 | 拡散性、テレビCMのようにコンテンツの間に広告を入れられる |
こんな方におすすめ! |
商品の魅了をたっぷり伝えて購買率アップにつなげたい方 |
ユーチューブ(YouTube)は、動画コンテンツを配信するSNSです。
若者に人気のインフルエンサーや育児ノウハウをシェアするママさんインフルエンサー、ビジネスのHow Toを教える経営者など、幅広いユーザーが活躍しています。
ユーチューブは最大12時間の動画配信ができるということもあり、商品を実際に使用した口コミやイベントに参加した際の体験談を具体的に伝えられるメリットがあります。
動画の中にECサイトへ遷移させるボタンを追加したり、動画の備考欄に商品ページのURLを貼ることで、商品の紹介をみて興味を持ったユーザーの購入を後押しすることができます。
伝わる情報量が多い動画コンテンツが重要視される今、ユーチューブを駆使したインフルエンサーマーケティングの活用は外せません!
ツイッター(Twitter)
手軽な140文字コンテンツ × シェア機能を駆使した拡散性のある訴求が可能!
メインユーザー | 20代〜40代 |
目的 | 最新情報の獲得、面白い話題や特定の分野の情報収集 |
特徴 | リアルタイム性、拡散性、140字以内の短文コンテンツ |
こんな方におすすめ! |
商品をバズらせるきっかけを作りたい方 |
ツイッター(Twitter)は、最大140文字の入力が可能なテキストメインのSNSです。
テキストに加えて最大4枚の画像と1本の動画を添付することができ、伝える情報の具体性は欠けるものの、その手軽さがユーザーにとってちょうどいいと人気があります。
また、「リツイート」と呼ばれるシェア機能により、投稿をより多くのユーザーに閲覧してもらえるその拡散性が最大の強みです。
PR投稿の内容を工夫することで瞬く間に拡散され、企業の認知拡大や新規顧客の獲得などに寄与することができます。
さらに、ツイッターはトレンドに敏感で常に新しい情報を求めているユーザーが多い傾向があるため、新商品の宣伝に活用できるでしょう!
ティックトック(TikTok)
若い世代に人気!誰でも簡単にバズらせられる次世代SNS!
メインユーザー | 10代〜20代 |
目的 | トレンド・面白い情報を得るため、クリエイターになるため |
特徴 | Z世代からの支持、フォロワー数関係なしにバズらせやすい |
こんな方におすすめ! |
若い世代・トレンド性を狙った施策を実施したい方 |
ティックトック(TikTok)は、2017年から世界規模でのサービスが開始された比較的新しいSNSです。
BGM付きの短尺動画が主な投稿コンテンツとなり、アプリ上の音源やフィルター機能を使って誰でも簡単にクリエイティブなコンテンツを作成することができます。
ティックトックは映え重視のインスタグラムとは異なり、日常の切り取りや流行りの音楽に合わせたダンスなど、カジュアルなコンテンツが好まれる傾向があります。
また、ティックトックのバズるアルゴリズムを理解することで、フォロワー数関係なしにバズらせることができる拡散力も強みです。
インフルエンサーを起用した施策の際は、ただおしゃれな動画を作成するのではなく、ティックトックユーザーに好まれるコンテンツ作成をアルゴリズに沿った方法で投稿することで効果を上げることができます!
フェイスブック(Facebook)
信頼性No.1!ビックデータを活用したターゲティングが可能!
メインユーザー | 30代〜40代 |
目的 | 家族・友人・ビジネス先の人との繋がり、有益な情報の収集 |
特徴 | ビジネス層の使用、実名登録制による信頼性 |
こんな方におすすめ! |
ミレニアル世代やビジネスパーソンを狙った信頼性のある施策を実施したい方 |
フェイスブック(Facebook)は、唯一実名での登録が必要なSNSです。
その信頼性から頻繁にビジネスの目的で使用されることが多く、他のSNSに比べて30〜40代の利用率が圧倒的に高い点も特徴的です。
アカウントを開設するにあたり、性別・年齢・職業・興味関心などを詳しく設定することから、ユーザー属性のビックデータを駆使してターゲット層を狙った訴求が可能です。
投稿コンテンツはツイッター同様、テキストに数枚の画像を添付したものがスタンダードになります。
フェイスブックは信頼性に長けているものの、10〜20代の若者の利用率が低いため、自社の商品を宣伝するプラットフォームとして適しているか見極める必要があります。
インフルエンサーマーケティングの成功事例3選
ここまでインフルエンサーマーケティングについて、導入するメリット・デメリットや主に使用されるSNSを解説してきました。
しかし、「インフルエンサーを起用したSNS施策って、実際にどれだけの効果があるの?」とイメージしにくい方もいるでしょう。
ここからは、インフルエンサーマーケティングの成功事例を3つご紹介いたします!
インフルエンサーの影響力を活用して企業の認知拡大に貢献!
女性アパレルブランドA社は、企業の認知拡大を図るためにブランド公式インスタグラムのフォロワー増加をKGIの設定しました。
ターゲット層の若い女性ファンを多く抱えるインフルエンサーを4人起用し、商品を着用した写真をインスタグラムに投稿してもらうことに。
投稿時にブランドのタグやハッシュタグをつけてもらうことで、インフルエンサーの投稿を見たユーザーが簡単にブランドの公式アカウントのプロフィールページへ訪れることができます。
投稿がどれだけの人に見てもらえたかを示すリーチ率は78%を超え、4日間の施策期間中にフォロワーが2万人ほど増加しました!
※インフルエンサーマーケティングにおける平均リーチ率は、10〜15%と言われています。(他社調べ)
インフルエンサーの投稿により、多くのユーザーにブランドの存在をアピールすることができ、商品購入の可能性が見込める新規フォロワー獲得に繋がりました。
実購買層への訴求でROAS1,061%達成!
定価1万5千円を超えるコートの売上を向上するために、インフルエンサーを起用してインスタグラム施策を実施することにした女性アパレルブランドのB社。
インフルエンサーのフォロワー属性や興味関心を分析し、ブランドがターゲットとする層をファンに抱えるインフルエンサーを起用しました。
PR期間の初日と前日を比べると、ブランドのECサイトへの訪問率が約2.4倍、商品の売上個数が約9倍に跳ね上がりました。
最終的に、施策を実施した期間中は合計283個のコートが売れ、驚きのROAS(広告に対する費用対効果)1,061%超えを達成することができました!
戦略的なインフルエンサー選定で消費者のブランドスイッチを狙う!
愛用ブランドが一つに定まりがちな眼鏡業界で、以下に自社に多くのファンをつけられるか悩んでいた眼鏡ブランドのC社。
競合ブランドのファンに影響力のあるインフルエンサーを起用し、自社の商品の魅力をアピールしてもらうことにしました。
例えば、憧れのインフルエンサーが長らく愛用していたブランドではなく、別のブランドの商品を使用し始めたら少し興味が湧きませんか?
このように、競合ブランドのファンに影響力のあるインフルエンサーに自社商品を宣伝してもらうことで、簡単にブランドスイッチを狙えるのです。
結果的に、初回の施策でリーチ率68%を達成することができ、これまでに訴求できていなかった新規顧客を獲得することができました。
インフルエンサーマーケティングの会社選びのポイント
いざ、インフルエンサーマーケティングを導入する!となった際、自社でインハウス化を図る方法意外に、実績の豊富な代理店にお願いしたいという方もいらっしゃいますよね。
最近では数多くのインフルエンサーマーケティング会社が独自のサービスやツールを提供し、企業の発展をサポートしています。
しかし、どこでもいいというわけではなく、会社選びに失敗すると以下のような状況が生まれる場合があります。
- 施策効果のないインフルエンサーばかり提案され予算の無駄遣い
- 施策効果を細かく測らず、実際にどれくらい売上アップに繋がったのか分からない
- 過去実績が少ないため、イレギュラーな問題発生時に柔軟な対応をしてもらえない
上記の失敗を防ぐためにも、会社選びの際はこれから紹介する3つのポイントを抑えましょう!
ポイント1:「フォロワー数=影響力」の誤解を理解している
フォロワーが簡単に買えてしまう今、フォロワーの数だけでインフルエンサーの影響力を図ることはできません。
先述したとおり、フォロワーのアクティブ率やどのような年代・性別・興味関心を持つファンに支持されているのかを分析する必要があります。
しかし、未だにフォロワー数に注目してインフルエンサー選定を行う会社もあります。
せっかく予算をかけてSNS施策を実施したところで、影響力のないインフルエンサーばから起用していては企業の認知拡大や商品の売上アップにつながらず大変もったいないです。
会社を選ぶ際は、現在のインフルエンサーマーケティングが抱える課題を理解し、インフルエンサーの真の影響力を可視化させている会社を選びましょう。
見極めポイント |
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ポイント2:自社の求める施策、サポートに対応しているか
インフルエンサーマーケティングと言っても、SNSで口コミを書いてもらう以外にも様々な施策を展開することが可能です。
例えば、ブランドの魅力を伝えるアンバサダーとして契約したりコラボ商品の制作、イベントへの登壇などがあります。
施策のKGIに対して柔軟な方法で施策展開ができる会社を選ぶことで、多角からのインフルエンサーマーケティングが可能になります。
また、施策の実施だけでなく、独自ツールの提供やノウハウをシェアするセミナーの開催など会社によってサポート体制も異なります。
まずは自社がどんな施策を展開していきたいのか、どのようなサポートが必要なのかを洗い出してみましょう!
見極めポイント |
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ポイント3:過去の実績
インフルエンサーマーケティングの最終目的はインフルエンサーを起用した施策ではありません。
最終的に、インフルエンサー施策によって企業にどのような効果をもたらしたかが重要になってきます。
会社の過去実績を見ることで、データベースのインフルエンサー選定のもと効果的な施策が実施できているかを見極めることができます。
また、最近のインフルエンサーマーケティングでは度々炎上する事態が発生しています。
過去実績を見るときは施策効果だけでなく、ステマなどによる炎上経験がないか、またインフルエンサーの不適切な行動による炎上にどのように対応してきたかに注目しましょう。
見極めポイント |
過去の実績から、施策効果や炎上への対応力を見る! |
おすすめのインフルエンサーマーケティング会社まとめ
ここからは、おすすめのインフルエンサーマーケティング会社6選をご紹介いたします。
上記で解説したインフルエンサーマーケティング会社を選ぶ際の3つのポイントを参考に、ぜひ自社に適した会社を選んでみてください!
下記の気になる会社をタップすることで、該当する項目に飛ぶことができます!
A Inc.(株式会社A)
ツールを駆使してインフルエンサーの影響力を国内で1番深く分析!
こんな方におすすめ! |
日本初の機能を複数搭載したツールを駆使して、ROAS1,060%越えやブランドスイッチなどの戦略的な施策を実施したい方 |
メインSNS | Instagram・TikTok・YouTube |
サポート形態 | 総合ディレクション型 |
実績数 | 300社以上 |
独自ツールの有無 | A stream(インフルエンサーマーケティングツール) |
A Inc.はインフルエンサーを通じてブランドコミュニティを創り育てるエージェンシーです。
3,000人以上と国内最大級のインフルエンサーネットワークを擁し、豊富な実績とデータから最適なインフルエンサー施策をサポートします。
また、独自で開発したインフルエンサーマーケティングツールA stream(エーストリーム)を駆使し、インフルエンサーの真の影響力を分析したキャスティングが強みです。
インフルエンサーのセンスに頼るのではなく、徹底的にデータに基づいた戦略的な選定を行うことで、確実に売上につながる施策の実施を可能とします。
さらに、オウンドメディアima search(イマサーチ)を通してインフルエンサーマーケティングやSNSのノウハウをシェアし、企業担当者のナーチャリングにも力を入れています。
デジタル化やSNSの普及に伴い、よく耳にするようになった「インフルエンサーマーケティング」。 主にSNS上で活躍するインフルエンサーの影響力を生かして、消費者の購買意欲に働きかけるマーケティング手法の一つです。 多くの企業や代理[…]
Find Model(ソーシャルワイヤー株式会社)
企業とインフルエンサーを繋ぐマッチングプラットフォーム!
引用元:https://marketingagenda.jp/wia/sponsors/find-model-inc
こんな方におすすめ! |
過去実績のデータやノウハウを活かしたインフルエンサーマーケティングを行いたい方 |
メインSNS | Instagram・YouTube・Twitter・TikTok |
サポート形態 | 総合ディレクション型 |
実績数 | 8,000件以上 |
独自ツールの有無 | 無し |
Find Model(ファインドモデル)は、ソーシャルワイヤー株式会社が運営するインフルエンサーマーケティング支援サービスです。
AI×プロの視点で自社に適したインフルエンサーを選定し、効果の高い施策の実施をサポートいたします。
インフルエンサーが投稿した画像の二次利用が可能で、販促用のサイトやSNS広告などにそのまま活用できる点も特徴です。
また、過去8,000件以上のインフルエンサーマーケティング実績で培ったノウハウを、自社が運営するメディアInsta Lab(インスタラボ)でシェアしています。
#GROVE(GROVE株式会社)
「SNS×クリエイティブ」の可能性を追求するクリエイティブ集団!
引用元:https://grove.tokyo/media/
こんな方におすすめ! |
10〜20代の若い層を狙った訴求を実施したい方 |
メインSNS | Instagram・YouTube・Twitter |
サポート形態 | 総合ディレクション型 |
実績数 | 非公開 |
独自ツールの有無 | 無し |
#GROVE(グローブ)は、GROVE株式会社が運営するインフルエンサーマーケティングサービスです。
インスタグラム・ユーチューブ・ツイッターと3つのSNSに対応しており、10〜20代の若いインフルエンサーを中心に様々なプラットフォームで活躍するインフルエンサーが所属しています。
目的に合わせた施策のプランニングやインフルエンサー選定から投稿管理、施策効果の分析まで全てのプロセスを一括してサポートします。
また、これまでの実績を活かしてインフルエンサーマーケティングやSNS運用についてのノウハウをオウンドメディアにて発信し、企業の担当者のナーチャリングにも力を入れています。
3 MINUTES(株式会社3ミニッツ)
戦略立案から分析改善まで一気通貫でサポート!
引用元:https://www.3minute-inc.com/
こんな方におすすめ! |
戦略に基づいたクリエイティブな企画を安心して任せたい方 |
メインSNS | |
サポート形態 | 総合ディレクション型 |
実績数 | 500件以上 |
独自ツールの有無 | 無し |
3 MINUTES(スリーミニッツ)は、株式会社3ミニッツが運営するインフルエンサーマーケティング総合支援サービスです。
自社で動画メディアを運営していることもあり、実績豊富なクリエイティブチームによるハイレベルな企画をスピーディーに実現させることが可能です。
また、ブログやセミナーを通してインスタグラム運用のノウハウやトレンド情報などをシェアしているため、インフルエンサーマーケティングに関する知見が全くない方にもおすすめです!
toridori marketing(株式会社トリドリ)
コストパフォーマンス◎!企業とインフルエンサーのマッチングをとことんサポート!
引用元:https://top-marketing.toridori.me/
こんな方におすすめ! |
まずは試しに低コストでインフルエンサーマーケティングを導入したい方 |
メインSNS | Instagram・Twitter・YouTube |
サポート形態 | プラットフォーム型 |
実績数 | 15万件以上 |
独自ツールの有無 | トリドリマーケティング(インフルエンサーマーケティングツール) |
toridori marketing(トリドリマーケティング)は、株式会社トリドリが運営するインフルエンサーマーケティングプラットフォームサービスです。
独自のアプリを提供しており、インフルエンサーと企業のニーズにとことん寄り添ったマッチングをサポートします。
料金プランは、基本料金無料で投稿ごとに手数料が発生するものや、月額4万円で無制限にキャスティングができるプランなど計3つのプランから選べ、低コストで導入できる点が強みです。
また、ifm-lab(インフルエンサーマーケティング研究所)と呼ばれるオウンドメディアも運営しており、インフルエンサーやSNSマーケティングに関する最新情報をお届けしています。
UUUM(UUUM株式会社)
YouTubeを活用したインフルエンサーマーケティングならここ!
こんな方におすすめ! |
影響力のあるユーチューバーを起用して訴求性の高いPRを実施したい方 |
メインSNS | YouTube・Instagram |
サポート形態 | 総合ディレクション型 |
実績数 | 非公開 |
独自ツールの有無 | LMND(インフルエンサーマーケティングプラットフォーム) |
UUUM(ウーム)は、UUUM株式会社が運営するユーチューブに特化したインフルエンサーマーケティングサービスです。
有名ユーチューバーを筆頭に様々な分野で活躍するインフルエンサーが所属しており、その所属者数は国内No.1を誇ります。
そのアカウント数とビックデータを活用して商材に適したキャスティング、かつ訴求力の高いPRが強みです。
また、インスタグラム上で活躍するインフルエンサーと企業をマッチングさせるプラットフォームLMND(レモネード)を提供しており、インフルエンサー選定から施策効果の検証までノンストップでサポートします。
まとめ
本記事では、インフルエンーマーケティングの基礎知識から導入するメリット・デメリット、活用事例までを徹底解説してきました。
インフルエンサーマーケティングに関して抑えるべきポイントは以下にまとめられます。
- 「インフルエンサーの影響力×SNSの特性」で消費者の購買意欲を高めるマーケティング
- インフルエンサーの影響力=フォロワー数は大間違い
- 工数を抑えつつも購買率アップが期待できるが、まだまだ課題が残る
- インフルエンサーマーケティングツールを駆使することでメリットを最大化することが可能
また、インフルエンサーマーケティングを導入したいけど専門家に任せたい!という方向けに、おすすめのインフルエンサーマーケティング会社6選をとその選び方をご紹介しました。
今後も急速な成長が見込まれるインフルエンサーマーケティングですが、ぜひこの記事を参考に自社の発展に活かしてみてください!