SNSマーケティングとは?導入する5つのメリットや主な手法を事例付きで徹底解説

SNSマーケティングとは?成功事例や活用方法を徹底解説

SNSの普及とともに頻繁に耳にするようになった「SNSマーケティング」。

認知拡大や購買促進など、企業にとってさまざまなメリットがあるとして最近注目されています。

時代の流れに乗って導入を試みるも、「なかなか効果が得られない…」といった課題や、「そもそもSNSマーケティングってどうやるの?」といった悩みはありませんか?

本記事では、SNSマーケティングが今注目される背景や導入するメリット、始め方を初心でもわかりやすいように解説していきます。

SNSマーケティングとは
  • SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したデジタルマーケティング
  • SNSの普及や消費者行動の変化により注目されている
  • 企業の認知拡大や顧客ロイヤリティの向上、費用対効果の改善などのメリットがある
  • SNSのアカウント運用や広告配信、インフルエンサーマーケティングなど主に5種類の手法がある

今更聞けない!SNSマーケティングとは?

今更聞けない!SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したデジタルマーケティング手法です。

Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などで情報を発信したり消費者とコミュニケーションを取ることで、ファンの獲得や売上アップが期待できます。

SNSマーケティングでは、主に以下の5つの手法が活用されています。

  • アカウント運用
  • SNS広告配信
  • インフルエンサーマーケティング
  • ソーシャルリスティング
  • SNSキャンペーン

それぞれの手法については、後ほど詳しくご紹介いたします。

SNSマーケティングが今注目される3つの理由

SNSマーケティングが今注目される3つの理由

SNSを通してマーケティングの発展を図るSNSマーケティングですが、ではなぜ今注目されているのでしょうか?

ここではSNSマーケティングが注目されるようになった3つの理由をご紹介いたします。

理由1:SNSの普及

理由1:SNSの普及

ICT総研調べ

デジタル化が進む現在、国内のSNS利用率は8割越えと老若男女問わず多くの人々に利用されています。

利用率は全ての世代で年々増加し、今後も増え続ける傾向にあります。

また、テレビ・新聞離れが懸念されている若者層におけるSNS利用率が高い点も理由の1つにあります。

このことから、テレビや新聞などのマスメディアを活用していた従来のマーケティングから、全体的に利用率の高いSNSマーケティングへシフトする企業が増加しているのです。

理由2:購買行動プロセスの変化

理由2:購買行動プロセスの変化

SNSの普及に伴い、消費者のモノやサービスを購買するプロセスにも大きな変化が見られます。

以前は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで調べることが一般でしたが、SNSを日常的に利用するようになった現在は、ULASSAS(ウルサス)と呼ばれる新しい購買行動プロセスが見られます。

ULSSASは、SNS時代の購買に至るまでの6ステップをの頭文字を取ったものです。

U:UGC(ユーザーの投稿コンテンツ) ユーザーが商品の口コミをSNSに投稿する
L:Like(SNS上のいいね) UGCを見て商品に興味を示した別のユーザーが投稿にいいねする
S:Search①(SNS検索) いいねをつけた商品についてSNS検索で調べる
S:Search②(Google・Yahoo検索) 商品が売っている店舗やサイトを検索エンジンで調べる
A:Action(購買) 店舗やオンラインサイトから商品を購入する
S:Spread(拡散) 商品を使用した感想をSNS上に投稿(UGC)し、また別のユーザーがいいねする

このように、1度サイクルが作られれば、ULSSASが新規顧客を巻き込みながら自律的に発生・循環するようになります。

このULSSASにおける半分以上のステップがSNSで構成されているため、購買行動プロセスの変化に合わせてSNSマーケティングが重要視されるのです。

理由3:企業の広告<UGC

理由3:企業の広告<UGC

ULSSASの起点でもあるUGCですが、現在のマーケティング業界において重要視されています。

UGCは、User Generated Contentsの略で、ユーザーによる口コミ投稿などが例にあたります。

ある調査によると、インスタグラムユーザーの8割以上は友人の投稿に影響を受けて商品を購入したことがあると報告しています。

このことから、UGCが生まれやすいSNSの活用や、消費者目線の宣伝ができるインフルエンサーを活用するSNSマーケティングが注目されているのです。

SNSマーケティングを導入する5つのメリット

SNSマーケティングを導入する5つのメリット

上記3つの理由から現在注目されているSNSマーケティング、ここからは導入する5つのメリットをご紹介いたします。

これからSNSマーケティングを導入するか検討している方や、すでに導入しているもののなかなかメリットが感じられない方は必見です!

SNSマーケティングを導入する5つのメリット
  1. 情報伝達の効率化
  2. 企業の認知度向上
  3. ロイヤリティ向上
  4. ブランディング効果UP
  5. 費用対効果の改善

メリット1:情報伝達の効率化

メリット1:情報伝達の効率化

SNSでは、誰もが24時間365日情報を発信・閲覧・拡散することができます。

決まった時間にしか放映されないテレビCMや、情報を届けるのに時間がかかるはがきDM(ダイレクトメッセージ)などに比べ、いつでも手軽に情報発信ができるSNSは便利ですよね?

また、受動的なユーザーにも情報を届けることができるため、潜在顧客(自社や自社商品の存在を知らないものの将来的に購買の見込みがある消費者)への認知拡大、新規顧客の獲得が期待できるのです!

メリット2:企業の認知度向上

メリット2:企業の認知度向上

先述した通り、国内のSNS利用率は現在8割を超えています。

利用者数が多く、かつ拡散機能が備わったSNSは、企業や商品・サービスの認知拡大を図り消費者の購買決定を後押しする上で強みとなります。

また、ほとんどのSNSには「アルゴリズム」と呼ばれるプラットフォームの最適化を図る仕組みがあります。

大量の情報の中から、ユーザー一人一人の興味関心に合わせて適切な情報が届くようになっているのです。

商品のターゲット層を絞り、アルゴリズムに則ったSNSマーケティングを行うことで、購買に繋がりそうなユーザーに情報を届けることが可能になります。

メリット3:顧客ロイヤリティの向上

メリット3:顧客ロイヤリティの向上

顧客ロイヤリティとは、消費者が特定の企業や商品に対して抱く信頼や愛着のことを指します。

一方通行ではなく企業とユーザー間で双方のコミュニケーションが取れるSNSでは、この顧客ロイヤリティの向上が期待できるのです。

ブランドの公式SNSアカウントからSNS上でいいね・コメントのリアクションをもらったり、自分の投稿を再投稿されると良い印象を持ちませんか?

このように、SNS上でユーザーとの密なコミュニケーションを取ることで、ユーザーに好印象を与え、購買率UPや生涯顧客単価の底上げなどの長期的な成長が期待できるです。

メリット4:ブランディング効果UP

メリット4:ブランディング効果UP

認知拡大のメリット同様、SNSの拡散力は企業のブランディング確立に寄与します。

ブランディングとは、企業や商品に対して「〇〇といえば△△」といった明確なイメージを市場・消費者に定着させることです。

例えば、「掃除機」と聞いて何のブランド・商品を思い浮かべますか?

消費者それぞれで思い浮かべるものは異なりますが、より多くの人に周知されることで競合との差別化を有利にすることができるのです。

特に、画像や動画といった視覚的コンテンツの発信が多いSNSでは、一貫性のあるコンテンツを投稿することで、より強いブランディングを行うことができます。

メリット5:費用対効果の改善

メリット5:費用対効果の改善

国内の利用率が高いSNSは全て無料で始めることができます。

前述した通り、SNSのアルゴリズムに則ってうまく運用することで、運用費0円で企業の認知拡大や購買率UPを達成することができるのです。

また、SNS上で生まれやすいUGCは、間接的な宣伝としてユーザーの興味関心を惹きつけるため、宣伝費用をかけずに新規顧客獲得もできてしまうメリットもあります。

SNSマーケティングで主に使われる6つのSNS

SNSマーケティングで主に使われる6つのSNS

ここからはSNSマーケティングに主に利用される6つのSNSを解説していきます。

SNSよって特徴やユーザー層が異なってくるため、SNSマーケティングを導入する際は適切なSNS選びが鍵となります。

以下に6つのSNSそれぞれの特徴をまとめたのでぜひ参考にしたください!

SNSマーケティングで主に使われる6つのSNS

ヒカリちゃん
ヒカリ
それぞれのSNSについて以下で詳しく解説していきますね!

Instagram(インスタグラム)

インスタ広告を通した多角からのアプローチや、ECサイトと結びつけて購買決定の後押しが可能!

インスタグラム(Instagram)

メインユーザー 20代〜40代
目的 有名人・インフルエンサーの投稿を閲覧、商品購入
特徴 「インスタ映え」と呼ばれる見栄えの良いコンテンツが重視される
こんな方におすすめ!
  • 便利な機能を活用してECサイトへのスムーズな誘導を図りたい方
  • SNSで広告を気軽に載せたい方

Instagram(インスタグラム)は、画像や動画などの視覚的コンテンツがメインのSNSです。

テキストに比べて商品の詳細が伝わりやすいため、アパレルやコスメ、インテリア雑貨といった見た目が需要視される商品の宣伝で高い効果が見込めます。

最近では、商品やサービスの情報収集プラットフォームとして活用されたり、インスタグラムとECサイトを紐付けるショッピング機能を通した直接的な購買行動も多く見受けらる点も特徴的です。

また、多くのファンを抱え絶大な影響力を振るうインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングとの相性がいいSNSでもあります。

Twitter(ツイッター)

手軽な140文字コンテンツ × シェア機能を駆使した拡散性のある訴求が可能!

ツイッター(Twitter)

メインユーザー 20代〜40代
目的 最新情報の獲得、面白い話題や特定の分野の情報収集
特徴 リアルタイム性、拡散性、140字以内の短文コンテンツ
こんな方におすすめ!
  • 商品をバズらせるきっかけを作りたい方
  • イメージ重視ではない情報共有やサービスの宣伝などしたい方

Twitter(ツイッター)は、最大140字のテキストがメインのSNSです。

テキストに加えて最大4枚の画像または1本の動画を添付することができ、伝える情報の具体性に欠けるものの、その手軽さが人気で多くのユーザーが利用しています。

また、気軽に情報発信できることから情報のリアルタイム性や、「リツート」と呼ばれる機能を活用した拡散性がTwitterの最大の強みです。

発売したばかりで認知度の低い商品でも、手軽に新規顧客の獲得や企業の認知獲得が狙えるのです!

TikTok(ティックトック)

若い世代に人気!誰でも簡単にバズらせられる次世代SNS!

ティックトック(TikTok)

メインユーザー 10代〜20代
目的 トレンド・面白い情報を得るため、クリエイターになるため
特徴 Z世代からの支持、フォロワー数関係なしにバズらせやすい
こんな方におすすめ!
  • 若い世代・トレンド性を狙った施策を実施したい方
  • 動画でよりリアルな情報を届けたいが、手間のかかる編集が苦手な方

TikTok(ティックトック)は、2017年から世界規模でのサービスが開始された比較的新しいSNSです。

BGM付きの短尺動画が主な投稿コンテンツとなり、アプリ上の音源やフィルター機能を使って誰でも簡単にクリエイティブなコンテンツを作成することができます。

また、TikTokのバズるアルゴリズムを理解することで、フォロワー数関係なしにバズらせることができる拡散力も強みです。

最近では、TikTokコンテンツをきっかけに特定の商品が大ヒットする「TikTok売れ」という現象もマーケティング業界で注目されています。

新しいSNSということもあり、競合が少ない今を狙った導入がおすすめです!

YouTube(ユーチューブ)

商品紹介や店内の雰囲気を伝えるのに長けた長尺動画SNS!

ユーチューブ(YouTube)

メインユーザー 10〜40代
目的 特定の分野の情報収集、暇つぶし
特徴 拡散性、テレビCMのようにコンテンツの間に広告を入れられる
こんな方におすすめ!
商品の魅了をたっぷり伝えて購買率アップにつなげたい方

YouTube(ユーチューブ)は、動画コンテンツを配信するSNSです。

最大12時間の動画配信ができるということもあり、商品を実際に使用した口コミやイベントに参加した際の体験談を具体的に伝えられるメリットがあります。

動画の中にECサイトへ遷移させるボタンを追加したり、動画の備考欄に商品ページのURLを貼ることで、商品の紹介をみて興味を持ったユーザーの購入を後押しすることができます。

他のSNSに比べて導入の手軽さに欠けるYouTubeは、ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングが活発な傾向があります。

Facebook(フェイスブック)

信頼性No.1!ビックデータを活用したターゲティング施策が可能!

フェイスブック(Facebook)

メインユーザー 30代〜40代
目的 家族・友人・ビジネス先の人との繋がり、有益な情報の収集
特徴 ビジネス層の使用、実名登録制による信頼性
こんな方におすすめ!
  • ミレニアル世代やビジネスパーソンを狙った信頼性のある施策を実施したい方
  • ビックデータを活用したソーシャルリスティングを導入したい方
  • Instagramを活用したSNSマーケティングを導入したい方

Facebook(フェイスブック)は、唯一実名での登録が必要なSNSです。

その信頼性から頻繁にビジネスの目的で使用されることが多く、他のSNSに比べて30〜40代の利用率が圧倒的に高い点が特徴的です。

アカウントを開設するにあたり、性別・年齢・職業・興味関心などを詳しく設定することから、ユーザー属性のビックデータを駆使した広告配信やソーシャルリスティングへの活用が可能です。

また、2012年からFacebook社がInstagramを買収したことで、Instagramの一部サービスの利用においてFacebookアカウントの連携が必要になります。

Instagramを活用したSNSマーケティングを行う方は、Facebookアカウントの開設をおすすめします!

LINE(ライン)

利用率国内No.1!全世代で幅広く活用される安定のコミュニケーションツール!

LINE(ライン)

メインユーザー 10代〜60代
目的 家族・友人との連絡手段、ニュースの閲覧
特徴 全世代の利用率が高い(50%以上)、簡単に連絡が取れる
こんな方におすすめ!
  • 幅広いユーザーに訴求したい方
  • ニュースとして新商品の情報を定期的に配信したい方

LINE(ライン)は、国内の利用率が8割越えともっとも多くのユーザーに利用されるSNSです。

メールよりも簡単に連絡が取れるとして、家族や友人間でのコミュニケーションツールとして活用されています。

1対1のチャットにて自社ブランドに関する情報を一斉送信したり、アカウントのホームページにて新商品のお知らせニュースなどを全体公開することができます。

幅広い層に利用され、かつユーザーのアクティブ率が非常に高いLINEを活用したSNSマーケティングは外せません!

SNSマーケティングの5つの手法と事例

SNSマーケティングの5つの手法と事例

ここからは、SNSマーケティングで主に導入される5つの手法をご紹介いたします。

それぞれのSNSマーケティング手法に自社の事例もつけているので、ぜひ参考にしてください!

SNSマーケティングの5つの手法と事例
  1. アカウント運用
  2. SNS広告配信
  3. インフルエンサーマーケティング
  4. ソーシャルリスティング
  5. SNSキャンペーン

手法1:アカウント運用

手法1:アカウント運用

自社のSNSアカウント運用を通じて、自社ブランドに関する情報を発信することができます。

ECサイトへ直接飛ぶショッピング機能や、店舗の場所がすぐにわかる位置情報タグなど、SNSの機能を活用することで情報発信の最適化を図ることができます。

また、SNSマーケティングのメリットでも挙げた、ユーザーとのコミュニケーションを通した信頼関係の構築や、視覚的コンテンツの発信によるブランディングの確立も期待できます。

【SNSアカウント運用の事例】

化粧品ブランドC社

SNS運用代行サービスにインスタグラム運用を依頼し、ECサイトへの流入数向上を狙う化粧品ブランドP社。

インスタグラムのストーリーズ機能やユーザーとダイレクトなコミュニケーションが取れるDMを活用して、積極的にユーザーとの接触機会を増やすことにしました。

結果的に、フォロワーのストーリー閲覧数が上がったり、発見タブでフォロワー外のユーザーへ拡散されたりと、内部・外部ユーザへの露出度UPを達成。

たったの2ヶ月でECサイトへの訪問数を12.4%向上させることができました。

P社のようにSNS運用のプロにアカウント運用をお任せしたい!という方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。

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手法2:SNS広告配信

手法2:SNS広告配信

それぞれのSNSでは、広告配信のサービスを提供しています。

主に画像や動画といった視覚的コンテンツによる広告は、検索エンジン上のテキスト広告(リスティング広告)に比べて、ユーザーの目に止まりやすい訴求力の高さが特徴的です。

また、広告を流す際にユーザーの年齢や性別、興味関心などを細かく設定することができるため、情報を届けたいターゲットに絞った広告配信が可能です。

配信した広告は、SNSのインサイト機能を活用することで、広告を閲覧した人数やECサイトへの流入数といったデータを閲覧することができる点も魅力です。

【SNS広告配信の事例】

【SNS広告配信の事例】

SNS運用をしていたもののなかなか売り上げに繋がらず悩んでいた女性アパレルブランドのY社。

10秒弱の短尺動画を作成し、TikTok広告として配信することにしました。

結果、短期間でのECサイトへの流入が大幅に増え、広告を配信してから2日間で2件の売上を達成

SNSの広告費は従来のマスメディア広告に比べて格段と安いため、費用対効果が非常に高い結果を導くことができます。

上記のTikTok広告と合わせて、今導入されているのがInstagram広告です!

下記の記事にてInstagram広告について詳しくまとめているので参考にご覧ください。

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手法3:インフルエンサーマーケティング

手法3:インフルエンサーマーケティング

最近頻繁に耳にするようになった「インフルエンサーマーケティング」も、このSNSマーケティングのうちの1つの手法です。

インフルエンサーマーケティングとは、SNS上で大きな影響力を持つインフルエンサーを起用し、商品・サービスの認知拡大や購買意欲の促進を図ります。

憧れや応援しているインフルエンサーの投稿は魅力的に感じやすく、「自分も購入してみよう」と購買の後押しになりやすいのです。

また、インフルエンサーによる投稿は、広告色を抑えたUGCのような役割を果たすため、消費者に受け入れられやすい点も特徴的です。

インフルエンサーマーケティングはSNS上に商品の口コミを投稿するだけでなく、以下のようなさまざまな手法がります。

  • 自社イベントに参加してレビューしてもらう
  • ブランドアンバサダーとして長期的なパートナーシップを結ぶ
  • ライブ配信機能を使ったライブコマース
  • ブランドとコラボして新商品の開発

【インフルエンサーマーケティングの事例】

インフルエンサーの影響力を活用して企業の認知拡大に貢献!

企業の認知拡大を狙う女性アパレルブランドA社は、ブランド公式インスタグラムのフォロワー増加をKGIとして設定しました。

ターゲット層の若い女性ファンを多く抱えるインフルエンサーを4人起用し、商品を着用した写真にブランドタグとハッシュタグをつけてインスタグラムに投稿してもらうことに。

結果、投稿がどれだけの人に見てもらえたかを示すリーチ率は78%を超え、4日間の施策期間中に自社アカウントのフォロワーが2万人ほど増加しました!

※インフルエンサーマーケティングにおける平均リーチ率は、10〜15%と言われています。(他社調べ)

インフルエンサーの投稿により、多くのユーザーにブランドの存在をアピールすることができ、商品購入の可能性が見込める新規フォロワー獲得に繋がりました。

インフルエンサーマーケティングに関して以下の記事にて詳しくまとめているので、ぜひ参考にご覧ください!

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手法4:ソーシャルリスティング

手法4:ソーシャルリスティング

ソーシャルリスティングとは、主にSNSを通じて消費者のリアルな声を収集・分析し、マーケティングに活用する手法です。

例えば、自社に関連したハッシュタグやキーワードから検索をかけ、消費者がどのような投稿をしているのかを調査することができます。

ソーシャルリスティングから得られた意見は、現在の顧客満足度を判断するだけでなく、商品の改善や新たな新商品開発に役立てることができるといったメリットもあります。

【ソーシャリスティングの事例】

【ソーシャリスティングの事例】

男女兼用のユニセックスアパレルブランドのM社は、公式のインスタグラム運用を通じて顧客のニーズを分析することにしました。

ユーザーが手軽に意見を送ることのできる、インスタグラムストーリーズの質問スタンプを活用して商品に対する要望を聞くことに。

結果的に、「Tシャツ商品のカラーバリエーションを増やして欲しい」という意見があり、要望に応えて新商品開発につなげることができました。

このように、インスタグラムをはじめとしたSNSでは、消費者のリアルな声が聞ける機能が備わっています。

今回の事例で挙げたインスタグラムストーリーズの質問スタンプに関しては、以下の記事を参考にご覧ください!

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手法5:SNSキャンペーン

手法5:SNSキャンペーン

SNSキャンペーンとは、SNS上でユーザー参加型の施策を通して認知度UPや集客を図る手法です。

例えば、以下のような企画があります。

  • 特定のハッシュタグをつけて投稿してもらう
  • 商品のレビューを投稿すると抽選でプレゼントがもらえる
  • クイズや大喜利などに参加してもらう

SNSキャンペーンでユーザーに投稿を促進させることで、間接広告にもなるUGCを増加させることができるのです。

UGCの増加は、自社ブランドの認知拡大や新規顧客の獲得につながるため、最近SNSキャンペーンを導入する企業も多く見受けられます。

しかし、SNSキャンペーンの裏に隠れた落とし穴もあるため、運用方法には注意が必要です。

下記の記事内でSNSキャンペーンの注意点について解説しているので参考にご覧ください。

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初心者でも安心!SNSマーケティングの初め方

初心者でも安心!SNSマーケティングの初め方

上記でSNSマーケティングについてや主に活用される6つのSNS・5つの手法についてご紹介してきました。

早速SNSマーケティングを導入してみよう!という方もいるのではないでしょうか?

ここからは、そんな方向けにSNSマーケティングの始め方を5つのステップごとに詳しく解説していきます!

簡単5ステップ!SNSマーケティングの始め方
  1. 目標とターゲット設定
  2. 適したSNS選定
  3. 明確なKPI設定
  4. 結果につながるデータ分析をして実行
  5. データをもとに振り返り

STEP1:目的とターゲット設定

STEP1:目的とターゲット設定

まずは、SNSマーケティングを行う目的とターゲットとなるペルソナを設定しましょう。

SNSマーケティングを導入する目的として、主に以下の4つが挙げられます。

  • 自社ブランドの認知度向上
  • 商品・サービスの購買率UP
  • ポップアップなどの短期的なイベントへの集客
  • 市場調査

目的に応じて、その後の利用するSNSの種類や運用方法が全く異なります。

「とりあえずやってみよう!」ではなく、しっかりとした目的設定が必要になるのです。

また、このタイミングでSNSを通して訴求するターゲット層の設定も行います。

主に、ユーザーの年齢・性別・興味関心・収入・生活スタイルなどを明確にすると良いでしょう。

STEP2:適したSNS選定

STEP2:適したSNS選定

次に、上記で設定した目標とターゲットに適したSNSを選定します。

例えば、認知拡大を目的としているのであれば、拡散力のあるTwitterやTikTokなどが適しています。

商品・サービスの購買促進であれば、ECサイトと結びつけるショッピング機能が搭載したInstagramがおすすめです。

また、SNSによって主に利用するユーザーの年齢層が異なります

若い世代に訴求するならTikTokやInstagram、ビジネスマンをターゲットにするのであればFacebookが適しています。

このように、SNSマーケティングを通して達成したい目的や訴求したいターゲット層によって最適なSNSを選定しましょう。

STEP3:明確なKPI設定

STEP3:明確なKPI設定

達成したい目的や運用するSNSプラットフォームが設定できたら、次はKPI設定です。

KPIとは、目標に対する達成度合いを図る指標です。

STEP1で設定した目的が現在どれくらい達成きているのか、達成するために何が必要なのかを客観視することができます。

SNSマーケティングにおける主な目標に対するKPIを以下にまとめているので参考にしてください!

KGI(目標・ゴール) KPI(達成度合を図る指標)
顧客獲得 投稿のインプレッション数・サイトの流入数UP
認知拡大 投稿のリーチ数・インプレッション数
売上向上 サイトへの流入数・コンバージョン
コミュニティ形成 コミュニケーション数
口コミ作り UGC増加

このようにKPIを明確にすることで、SNSを通して何をするべきなのかを可視化できます!

STEP4:結果につながるデータ分析をして実行

STEP4:結果につながるデータ分析をして実行

続いて、ターゲットのニーズや競合分析などを行い、運用体制をしっかりと整えます。

分析するべき項目は、SNSマーケティングの5つの手法の中で何を導入するかによって異なります。

例えば、企業の公式Instagramを運用して顧客獲得を狙うのであれば、投稿のインプレッション数を上げるハッシュタグの分析や、ターゲット層の閲覧数を上げる投稿時間などを分析します。

分析からSNS運用や施策のプランニングができたら、実際に実行へ移します。

下記の記事にてSNS運用のデータ分析を最適化するツール”A stream(エーストリーム)”をご紹介しているの、競合と差をつけたい!という方はぜひご覧ください!

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STEP5:データをもとに振り返り

STEP5:データをもとに振り返り

SNSマーケティングのプロセスにおいて必ず必要になるのが振り返りです。

SNSの投稿であれば、各SNSのインサイト機能や上記で触れたA streamのようなツールを活用してデータを追います。

実際に投稿や施策からどれだけの集客ができたのか、どれくらい売上に貢献できたのかを把握することができます。

毎回の振り返りは、改善点を洗い出し継続的な成長を図るための鍵となります!

SNSマーケティングを導入する際の5つのポイント

SNSマーケティングを導入する際の5つのポイント

最後に、SNSマーケティングを導入する際の5つのポイントを解説していきます。

これからSNSマーケティングを始める方や、すでに導入しているもののなかなか効果を感じられていない方は必見ですよ!

SNSマーケティングを導入する際の5つのポイント
  1. 目的に応じてSNSを使い分ける
  2. 宣伝を強調しない
  3. メディアリテラシーをつける
  4. 迅速で丁寧なコミュニケーションを心がける
  5. 振り返りを重視し継続的な成長を図る

ポイント1:目的に応じてSNSを使い分ける

ポイント1:目的に応じてSNSを使い分ける

SNSマーケティングの初め方のSTEP2でも解説しましたが、SNSマーケティングにおいて目的に応じたSNS選定は重要になります。

それぞれのSNSが持つ特徴が異なるため、SNS選定を間違えると期待していた効果が得られません。

今一度、SNSマーケティングを運用する目的やターゲット層、宣伝する商品・サービスの特徴などとSNSの相性を見直してみましょう!

ポイント2:宣伝を強調しない

ポイント2:宣伝を強調しない

前述した通り、最近の消費者の購買特性として、宣伝色が強い広告よりも知人によるおすすめの方が受け入れらやすい傾向があります。

インフルエンサーを起用した消費者目線の宣伝や、SNSキャンペーンを通したUGCの増加を図ることがポイントです。

また、SNS上で広告を配信する際は宣伝色を抑える工夫が必要になります!

ポイント3:メディアリテラシーをつける

ポイント3:メディアリテラシーをつける

情報が拡散されやすく、ユーザーとの距離も近いSNSは炎上しやすいといったデメリットがあります。

炎上とは、適さないコンテンツやコメントの発信により、批判的な意見が殺到するSNS特有の現象を指します。

炎上を一度でも起こしてしまうと企業のイメージダウンや売上低下など、企業にとって悪い結果を導きます。

SNSを運用する際は、メディアリテラシー(メディアを理解し、メディア上で適切にコミュニケーションが取れる知識)を身につけ、炎上対策を行なった上で運用する必要があります。

ポイント4:丁寧で迅速なコミュニケーションを心がける

ポイント4:丁寧で迅速なコミュニケーションを心がける

SNS上では相手の顔が見えないものの、デバイスの先は1人の消費者であるという意識を忘れてはいけません。

雑なコミュニケーションはユーザー(消費者)を不快な気分にさせるだけでなく、悪対応として評価が拡散されれば上記で開設した炎上につながりかねません。

さらに、情報が素早く飛び交うSNS上では、ユーザーは常に新しい情報を求めています。

ユーザーからのコメントやDMでの問い合わせにはなるべく早めに対応することを心がけることで、トラブルの発生を防止することができます。

ポイント5:振り返りを重視し継続的な成長を図る

ポイント5:振り返りを重視し継続的な成長を図る

主にSNSを活用して行うSNSマーケティングでは、データトラフィックがしやすいといった特徴があります。

流行り廃りのスピードが速い現在において、常に同じ運用方法では成長し続けることができません。

SNS運用や施策を行なった際は、必ずデータ分析をし、課題発掘・次回への反映を行う必要があります。

ユーザーのニーズに常に応える運用を探し続け、継続的な成長を図りましょう!

SNSマーケティングのまとめ

いかかでしょうか。

本記事では、SNSマーケティングについて、今注目される背景や導入するメリット、始め方などを解説してきました。

以下にSNSマーケティングを企業が導入するメリットをまとめました。

  • 情報伝達の効率化
  • 企業の認知度向上
  • 顧客ロイヤリティの向上
  • ブランディング効果UP
  • 費用対効果の改善

上記5つのメリットを得るには、適切なSNSの選定や目的設定、十分なメディアリテラシーの習得がポイントでした。

これからSNSマーケティングを導入する方、すでに導入しているもののなかなか効果が感じられていない方は、ぜひ本記事を参考にSNSを通した企業の成長を図ってみてください!

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